本日のエキサイトベースボールは
ナゴヤドームで行われたオールスターゲーム2017を
解説:山田久志さん、川上憲伸さんのダブル解説
実況: 名古屋CBCラジオ 若狭敬一 アナウンサーで
お届けしました。
夢の球宴!プレイヤーたちの憧れ!野球ファンのお楽しみ!
今年もオールスターの季節がやってきました。
公式戦とは違う独特の雰囲気、力と力の真剣勝負!
数々の名勝負が生まれたオールスターゲーム、
名古屋の地で、今夜はどんな名ドラマが誕生するのでしょうか?
オールセントラル(セ)・中日のバルデス、
オールパシフィック(パ)・ソフトバンクの千賀が
先発で始まった今年のオールスター第1戦。
初回、パの1番バッター、西武の秋山がいきなりドラマを作ります!
バルデスの投じた2球目を迷わず振りぬくと、ボールはレフトスタンドへ一直線!
広いナゴヤドームで反対方向への先頭打者ホームラン!
オールスターでは5年ぶり9人目の快挙でパが1点を先制します!
しかし、バルデス、その後は崩れることなく、
パの強打者たちをきっちりと抑えていきます。
対するパの先発・ソフトバンクの千賀は
危なげなく、2回を無失点!
3回、セのマウンドには2人目・巨人の田口が上がります。
リーグトップの防御率を誇る巨人の若き左腕は
シーズンの投球さながらの素晴らしい投球、
3回、4回と連続で三者凡退。完璧なピッチングを披露します。
3回から登板した西武の菊池の前に沈黙していたセですが、
4回、この男が黙っていません!
日本の主砲、筒香!
菊池の投じた1球目をフルスイング!レフトスタンドに
昨年のオールスター第1戦から3戦連続となる1号ソロを放り込みます!
これでゲームは振り出しに。
5回、セのマウンドは3人目・広島の岡田が登板。
広島の若武者は大舞台に気後れすることなく、
5回、6回を連続三者凡退。若い力を見せ付けます!
すると5回にはパの3人目・日本ハムの谷元に完璧に抑えられていたセ打線が
6回、火を吹きます!パ・4人目オリックスの山岡を攻めたて、
1死から巨人・坂本勇の安打と二盗などで2死二塁とすると、
中日・ゲレーロのタイムリーツーベース!
セが1点を勝ち越します!
スコアは2-1でセが1点リード!
しかし、まだまだ球宴は終わりません。
7回、この回からセ・4人目、中日の又吉が登板すると
先頭で代打のソフトバンク・内川、日本ハム・西川の連続安打などで2死一・二塁!
ここで代打で登場したのがソフトバンク・デスパイネ!
1球目をライトへ運び、同点タイムリー!
パの打線がゲーム終盤にきて、つながり始めます。
すると8回、セの5人目・阪神のマテオに
パの強力打線が襲い掛かります。
1死から西武・秋山の内野安打と二盗などで2死二塁として
ソフトバンク・内川のタイムリーで1点!パが勝ち越しに成功します!
そしてさらに、続く日本ハム・西川の1号2ランが炸裂。
特大の一発をレフトスタンド上段に放り込みます!
この回、一気に3点を奪い、パがリードを奪います。
9回には、日本ハムの中田翔にも
オールスター自身初となる1号ソロが生まれ、勝負あり。
最終回は、楽天の絶対的守護神・松井裕が
セ打線をきっちり3人で仕留めてゲームセット!
6-2でパが勝利!15年からの連敗を3で止め、
オールスター通算成績を81勝78敗11分けとしました。
球宴の名に相応しい、好プレーが数多く生まれた今夜のゲーム、
注目ポイントについて、解説:山田久志さん、川上憲伸さんにお話を伺いました。
山田久志が見定めた今夜のポイント!
- オールスターらしい選手の活躍が随所で見られる
見所の多いゲームだった。
試合展開も、次はどうなるのだろう?と
ワクワクさせるものだった。本当に良い試合だったと思う。
西武・秋山に一発を浴びた中日・バルデスは気の毒だったが、
その後は、引きずることなく、
彼らしい淡々としたピッチングで、よく抑えていた。
シーズンでも活躍している巨人の田口は素晴らしい投球だった。
このオールスターを経て、
さらに一回り大きく成長するのではないだろうか。
また、筒香の一発には脱帽。
逆方向への一発、彼のパワーを改めて感じさせられた。
あとは、ゲレーロの同点タイムリー。難しいボールだったが
バットコントロールの妙で、上手く打っていた。
全般的に、本当に楽しいゲームだった。
- 川上憲伸が見定めた今夜のポイント!
- 西武・秋山の先頭打者ホームランから始まり、
ワクワクさせてくれるゲームだった。
どうしても、オールスターというものは
ピッチャーに対して気の毒なところがあるものだが、
一流選手のホームランの距離、打球音、弾道など
プロ野球の醍醐味を、スタジアムに集まったお客さんに
たっぷりと見せられた試合だったのではないだろうか。
目に付いたのは広島の岡田。
気持ちが入っている時の球は、惚れ惚れとするような、いい球だった。
山田さんもおっしゃっていたが、巨人の田口も
素晴らしいピッチングだった。
勝ち越しタイムリーを放った内川選手。
マテオが多投してきたスライダーは相手にせず
ストレートを狙い撃ち。
見事にMVPを取りにきていた(笑)
敢闘賞に西武・秋山、DeNA・筒香、日本ハム・西川
MVPにソフトバンク・内川が選ばれた今年のオールスター第1戦。
プロ野球を心から楽しめる夢の一夜でした。
次回のエキサイトベースボールは
7月18日(火)夕方5時50分から、ナゴヤドームの 中日-巨人の13回戦を、
解説: 牛島和彦 さん、
実況:名古屋CBCラジオ 伊藤敦基 アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/