本日のエキサイトベースボールは
「日本ハム – 楽天」の第13回戦を
解説: 建山義紀 さん
実況: HBC北海道放送 川畑恒一 アナウンサーで
お届けしました。
パ・リーグ首位を走る楽天は昨夜の勝利で今季初の6連勝!
貯金を球団記録の28に伸ばし、好調を維持!
一方の日本ハム、怪我人が続出、
昨年のチャンピオンチームは5連敗中。
自力でのCS進出の可能性が消えてしまうという
信じられないような事態。
まさに対照的な2チームの戦いの行方は、、、、、
日本ハム・吉田、楽天・塩見の両先発でプレイボール!
日本ハムの先発・吉田はプロ2年目で
4月14日以来、今季2度目の先発。前回登板も楽天との対戦で
4回0/3を3失点で黒星と、なんとかしてリベンジを果たしたいところ。
そんな吉田ですが、初回から制球に苦しみます。
ボールが先行し、あっさりとランナーを得点圏に進めてしまいます。
しかし、そこから踏ん張り、楽天打線に「あと一本」を許しません。
2回には満塁でペゲーロという絶体絶命のチャンスを迎えます。
ペゲーロは今シーズン、満塁では10打数8安打で2本の満塁ホームランと
恐ろしい成績を残しており、ここは厳しいか、、、、という場面。
しかしペゲーロをレフトフライに仕留めて、ピンチを脱出。
ハラハラする場面もありますが、強力楽天打線に得点を許しません。
一方、楽天の先発・塩見は上々の立ち上がり。
高めのつり球を上手く使い、打たせてとるピッチング。
調子の上がらない日本ハム打線から、凡打の山を築きます。
1回、2回と制球に苦しんだ日本ハム・吉田ですが、
3回からボールが安定してきます。
3,4,5回と楽天打線をしっかりと抑えて、無失点!
先発の仕事を果たし、6回からマウンドを谷元に譲ります。
しかしこれが誤算でした。
谷元、なかなかストライクが入らず、ピンチを迎えると、
今江がセンターへのタイムリーツーベース!楽天が先制、均衡を破ります。
その後、この日猛打賞となる島内のライトへの2点タイムリーツーベースも許し、
この回、楽天が3点リードを奪います。
7回裏、日本ハムも反撃を試みます。
ここまで好投を続けていた塩見を攻め立てます。
先頭の大谷、岡と連続ヒットでチャンスを拡げると、
中島卓がファウルでしぶとく粘り、8球目!
セカンドへの内野安打で満塁と絶好のチャンスで迎えるバッターは西川!
何とか得点を奪いたい日本ハムですが、
ここは塩見の粘り勝ち!西川をセカンドゴロに打ち取り、
今日、最大のピンチを切り抜けます。
このまま逃げ切りたい楽天!
8回からマウンドに福山を送り込み、必勝リレー体制に入ります。
今季36試合登板で防御率0.00の福山!
このままゲームを締めるかと思われたのですが、、、、、
ここからゲームが動きます!
先頭の松本に対して、四球を許すと、
中田がヒットで出塁!無死一・二塁で迎えるバッターはレアード!
ここでレアードが寿司握り!
内角に入ってきたシュートを思いっきり引っ張ると、
打球はレフトスタンド中段に飛び込む、21号同点3ラン!
レアードが大仕事をやってのけます。
振り出しに戻ったゲーム、
ここからゲームはこう着状態に入ります。
9回、両チームとも攻め手を欠き、試合は延長に突入!
中継を聞いているだけで、胃が痛くなるような
緊迫したゲーム、10回は両チーム無得点に終わり、
点が入る気配がありません、、、、このまま延長引分けか、、、と思われましたが、
延長11回裏、
この回から楽天5人目・金刃が登板。
1死から中島卓の内野安打、西川の安打で一・三塁とすると、
ここで6人目・戸村が登板。
スタジアムが緊張に包まれ、お客様も固唾を飲んで見守った最後の瞬間!
戸村が投じた1球目を松本が振りぬくと、
戸村の頭上を越えるセカンドへのサヨナラタイムリー内野安打が飛び出しました!
日本ハムがサヨナラ勝ちで連敗を5でストップ!、
劇的な幕切れとなった今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説:建山さんにお話を伺いました。
建山義紀が見極めた勝負の分かれ目!
- 両チーム共に拙攻が目立ったゲームだった。
日本ハムのことを言うならば、回の頭、先頭バッター、
相手が嫌がることは何なのか?ということをもう一度
きちんと考える必要があるだろう。
一方の楽天は、ゲーム序盤、取れるはずの点を取れなかった、
これが重くのしかかったと言える(13残塁)
楽天・福山はここまで36試合で投げて、自責0。
素晴らしい投球をしてきたピッチャーだ。
ちょっと悪いぐらいでは、点は取れない。
しかし、点を取られる時というのは、
得てしてそういうものなのかもしれないが、
今日はいきなりストレートのフォアボール、
「らしさ」も見られなかった。
しかし、そんな場面とは言え、一振りで仕留めた
レアードはさすがと言うべきだろう。
日本ハムは、先発の吉田など、今後に向けて明るい材料も
見えてきた試合でもあったが、
両チーム共に攻撃面で、課題の残る試合だったと言えるだろう。
4時間19分の熱闘に、松本が自身初となるサヨナラ打でピリオド!
今夜唯一のプロ野球、とんでもない長時間ゲームとなりました(笑)
次回のエキサイトベースボールは
7月21日(金)夕方5時50分から、横浜スタジアムの DeNA-巨人の第13回戦を、
解説: 「大魔神」 佐々木主浩 さん
実況: 清水大輔 アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/