毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】
今週は先週に引き続き、ゲストに俳優の渡辺徹さんをお迎えして、
レフ・トルストイの『戦争と平和』後篇をお届けしました。
朋子さん演じるナターシャは、可憐で純白でキラキラしていて…本当に可愛らしい!!
それに影響され、徐々に心の傷が癒えていくアンドレイ。
舞踏会のシーンでは、2人の純粋な恋心に思わずこちらもドキドキ!!
「幸福になるためには、幸福の可能性を信じなければならない。」
“信じる”ということは、簡単なようで意外と難しかったりしますよね。心に響く素敵な言葉です。
今回渡辺さんにはアンドレイ、老公爵(アンドレイの父)、アナトールの3役を演じていただきました。
渡辺さんのアナトール、なんてユーモラスで魅力的なんでしょう!!
アナトールの台詞の度に、現場にいる方々からも笑みがこぼれます。
あんなに素敵な声でユーモアたっぷりに口説かれたら、女性は嬉しくなってしまいますよね。
もっと聞いていたかった〜!
キザな色男のアナトールと、悲しみと憎しみに埋もれた孤独なアンドレイ。
この2つの役を交互に演じられる姿は本当にお見事でした。
対談では、渡辺さんが「朋子さんの語りには凄みがある」と大絶賛。
「恐縮です〜」と照れた笑顔を見せる朋子さんに、思わず私もキュンとしてしまいました!
“死は目覚め”
生きるとは何かをテーマに書かれたトルストイの『戦争と平和』、
ゆっくりじっくり時間をかけながら読んでみるのも良いかもしれません♪
(by 永瀬千裕)
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