雨天中断40分！若き猛虎たちの熱い魂には関係ありません！

本日のエキサイトベースボールは
甲子園球場の「阪神 – DeNA」の第14回戦を
解説：有田修三 さん
実況：大阪ABC朝日放送 高野純一 アナウンサーで
お届けしました。

昨夜のゲームで、
DeNAは今季最多を更新する貯金７で単独2位に浮上！
阪神は4月25日以来の3位転落と、
明暗分かれた両チーム。
甲子園のファンの前で、これ以上負けられない阪神！
注目の勝負の行方は、、、、、

阪神･岩田、DeNA･石田の両先発でゲームはスタート。

今季1軍初登板となる岩田、
立ち上がりから安定しません。
初回、1死から田中浩の安打、筒香の内野安打と重盗などで2死二･三塁とすると、
岩田のワイルドピッチ！DeNAが1点を先制します。

さらに2回、
先頭･梶谷の四球と石田の犠打で1死二塁とすると、
倉本のタイムリーで1点を追加。
DeNAが2点リードします。

一方、DeNA･石田は安定したピッチングで
序盤、3回までを無失点に抑えます。
しかし、このまま甲子園のファンに無様な姿を見せるわけにはいかない阪神！
4回、反撃の狼煙をあげます！
先頭･北條の四球と大山の安打などで1死一･二塁とすると、
若き大砲、中谷がレフトスタンド中段に飛び込む11号3ラン！
3対2と阪神が逆転します。

しかし、ここから両チーム我慢の時間が続きます。
両チーム、得点を奪えないままゲームは進み7回裏、
この回からDeNA2人目･田中健が登板。2死まで奪うと
今日、33歳の誕生日を迎えた西岡が代打で登場！
しかし、打席途中、20時36分からゲームは雨天のため、中断されます！

かなり強い雨が甲子園を襲いますが、
雨が弱まってくると、さすがの阪神園芸の皆様！
きっちりとグラウンドコンディションを整え、40分の中断を経て
21時16分に試合再開！
打席途中だった、誕生日の西岡、残念ながらショートゴロに倒れます。

しかし、この雨で猛虎魂が逆に勢い良く燃え上がります！
8回裏、
この回からDeNA3人目･砂田が登板。
先頭･俊介の安打と北條の犠打で1死二塁とすると、
大山のレフトへの3号2ランで2点。
ロジャース、中谷の連続安打と鳥谷の四球で1死満塁とすると、
大和のライトへのタイムリーで1点。
砂田をKOするとDeNA4人目･三嶋が登板。
しかし、まだ阪神打線は止まりません！
2死満塁から代打･高山の走者一掃となるタイムリーツーベースで3点を追加！
これで気持ちが切れてしまったのかDeNAは
ファースト･後藤が俊介の打球をトンネル。
さらに1点を加えます！
この回、一気に7点を奪い、勝負あり！

9回にDeNAは桑原がレフトポール直撃の11号ソロで1点を返しますが、
7点差をひっくり返す力は残っていませんでした。

最後は阪神･5人目の松田が筒香をセカンドフライに打ち取り
ゲームセット！

雨天中断を挟む長いゲームを阪神が猛打で制した今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説：有田さんにお話を伺いました。

有田修三が見極めた勝負の分かれ目！

8回表、1死二･三塁のピンチを
桑原がきっちりと抑えたことが勝負の分かれ目と言える。
その前の段階で北條のエラー、
楽にゲッツーが取れるところでのミスでピンチを拡げた。
精神的に厳しい場面だったが、
その後の梶谷をフライアウトに仕留めた。
あれが勝利を手繰り寄せたと言ってもいい。
あの場面、外野フライで1点でも奪われてしまうと
次に出てくるDeNAのピッチャーが違ったはず。
勝ちパターンの投手を注ぎ込んできただろう。
そうなると、こういった展開にはならなかったかもしれない。
あとは昨夜、フライをお見合いしてしまった
中谷と大山が揃ってホームラン。
野球に失敗はつきもの。
ミスをきちんと取り返すことができるかどうかが
良い選手になれるかの分かれ道。
そういう意味では、二人にとって大きなホームランだった。

岩田が嬉しい1年10ヶ月ぶりの白星、
期待の若手野手たちが躍動、
カード負け越しとはなりましたが、阪神が一矢を報いたゲームとなりました。

次回のエキサイトベースボールは
7月28日(金)夕方5時50分から、マツダスタジアムの 広島－ヤクルトの第15回戦を、
解説： 廣瀬純 さん
実況： 広島RCC中国放送 坂上俊次アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに！