野村の好投で広島が接戦をモノに！

本日のエキサイトベースボールは
横浜スタジアムの「DeNA – 中日」の第16回戦をお送りする予定でしたが、
18:00に雨のため試合が中止となりましたので、中継カードを変更して、

マツダスタジアムの「広島 – 阪神」の第15回戦を
解説：横山竜士 さん
実況：広島RCC中国放送 坂上俊次 アナウンサーで
お届けしました。

セ･リーグ頂上決戦！
首位を独走する広島を10ゲーム差で追走する2位の阪神。
この3連戦の結果次第では、広島にマジック点灯の可能性もあるだけに
終盤の追い上げに向けて、絶対に負けられない直接対決です！
マツダスタジアムで行われた注目の戦いの行方は、、、、、

広島･野村、阪神･岩貞の両先発でゲームはスタート。

初回、先頭打者･西岡がセンター前ヒットで出塁しますが、
後続を空振り三振で仕留めて、野村は上々の立ち上がりを見せます。

その裏、いきなり広島打線が火を吹きます。
先頭･田中の四球、菊池の送りバント、丸の四球で1死一･二塁とすると、
鈴木がセンターへ先制のタイムリー！
さらに、2死からエルドレッドのタイムリーツーベースで2点。
初回、岩貞から3点を奪います。

その後、野村は変わらず安定感あるピッチング、
岩貞も立ち直り、広島打線をきっちり抑えていきます。

そして迎えた4回、またもや広島が追加点を奪います。
先頭･松山のセンター前ヒット、エルドレッドの死球などで
1死一･三塁とすると、會澤のタイムリーで1点追加！
広島がリードを4点に拡げます。

しかし、阪神もおとなしく引き下がるわけにはいきません！

5回、先頭･坂本の内野安打、代打･大山、西岡の連続安打で無死満塁！
絶好のチャンスで上本がライトへ犠牲フライで1点。
さらに、福留がレフトへタイムリーで1点。
2点を返します。

さらに7回には、
上本がレフトへのランニングホームラン！
レフト･松山が打球処理にもたつく間に、一気に加速して
ホームを陥れました。
阪神のランニングホームランは98年の坪井以来！
ベンチが勢いづきます！

しかし、、、、、、阪神の反撃もここまででした。
広島が誇る鉄壁の中継ぎ、
8回中崎、9回今村が阪神の反撃を許さずゲームセット！

広島が4対3で逃げ切りました。

阪神が意地を見せ、1点差まで追いつくも
首位を独走する広島が、その強さを見せ付けた今夜のゲーム、
勝負のポイントについて解説：横山さんに
お話しを伺いました。

横山竜士が見極めた勝負の分かれ目！

広島･先発の野村は立ち上がりから
持ち味を発揮した安定したピッチングだった。
5回には阪神打線がアジャストしてきて
失点もしたが、ドタバタすることもなく、大崩れもしなかった。
勝ち星こそ、薮田など他のピッチャーと比較すると
まだ積み上がってはいないが、
一週間の頭、大切な試合で
ゲームをきっちり作ってくれるというのは
ベンチにとっても本当にありがたい存在だろう。
一方の阪神･先発の岩貞。
本当に初回の3点だけだった。
広島はリリーフ陣が良いので、先に点を取られたくないという
意識は強かったと思うが、
立ち上がり、ややストレートが高めに浮いて思うような
ピッチングが出来ていなかったように見えた。
フォアボールを絡めて失点してしまったのは
もったいなかった。
今後、CSのことも含めて、今夜のような競ったゲームは
阪神は落としたくなかったはず。残念な結果ではあった。
阪神はリリーフ陣が充実しているだけに
先発がどうやってゲームを作るかが重要だ。
あとは打線、糸井、糸原が離脱している中で、
どうやって点を取っていくか。重要な課題だろう。

最後は金本監督の抗議も実らず、
守備妨害と走塁死でゲームセット、後味の悪い負けとなりましたが
阪神は一矢報いることができるのでしょうか。

次回のエキサイトベースボールは
8月2日(水)夕方5時50分から、横浜スタジアムの DeNA－中日の第16回戦を、
解説： 「天才ホームランアーチスト」 田淵幸一 さん
実況： 小笠原亘アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに！