ルーシー・モード・モンゴメリは、1874年、
カナダのプリンス・エドワード島で生まれました。
子供の頃から、詩や物語を書くのが好きで、十代の半ばには、もう新聞に詩が掲載されたそうです。そして、大学で文学を学んだ後、プリンス・エドワード島で、教師となります。
その後、30歳の時から『赤毛のアン』を書き始め、大ベストセラーに。
そして、晩年まで執筆を続け、1942年、67歳で亡くなりました。
今回の『マーガレット・ロイド』は、
『ロイド老嬢』『ロイド老令嬢』などと訳され、
『赤毛のアン』シリーズ第4巻、『アンの友達』に納められています。
アンやお馴染みの人物こそ登場しませんが、
プリンス・エドワード島で繰り広げられる、とても美しい物語です。
「マーガレット・ロイド」
ケチで有名なマーガレット・ロイドの前に、音楽教師のシルビアが現れる。
彼女は、かつてマーガレットが婚約し、その後、それを破棄したレスリーの娘だった。
それに気づいたマーガレットは、ひそかにシルビアに、贈り物を繰り返す。