本日のエキサイトベースボールは
東京ドームの伝統の一戦 「巨人 – 阪神」の第15回戦を
解説:清水隆行さん
実況:ラジオ日本 石黒新平 アナウンサーで
お届けしました。
昨夜は巨人の打線が繋がり
3回までに6点を奪い、巨人が阪神を圧倒!
四球で自滅してしまった形の阪神の先発・岩貞は
試合後、2軍への強制送還が言い渡されるなど、
この戦いにかける阪神の執念が感じられる伝統の一戦
第2ラウンド、巨人の阿部は2000安打まであと4本と迫っていますが
果たして、今夜のゲームでは、、、、、、、、、
巨人・畠、阪神・青柳の両先発でゲームはスタート。
巨人先発のルーキー畠は、プロ初の伝統の一戦での登板!
さらに東京ドームでの登板も初めてということで、
立ち上がり、緊張なのか、堅さが見られます。
初回、2死から福留がツーベースで出塁すると、
頼れる虎の4番、ロジャースがセンターへタイムリーを放ち
阪神が1点を先制します。
一方、阪神・先発の青柳、
初回、先頭の陽に四球を与えますが、
マギーをゲッツーに仕留めて、続く坂本勇をサードゴロ!
上々の立ち上がりを見せます。
いきなりの先制点を許してしまった巨人・畠ですが
2回は立ち直り、三者凡退。
しかし、青柳も調子よく、巨人打線を3人で片付けます。
そして、3回!
阪神は1死から高山の安打、二盗などで2死二塁とすると、
ベテラン・福留がフルカウントから
レフトへ執念のタイムリーツーベース!1点を追加し、リードを2点に拡げます。
一方の青柳は、テンポ良く、調子を上げていきます。
2回から4回まで、3イニング連続の三者凡退。
巨人打線に的を絞らせません。
2点を失った巨人・畠ですが、その後は大崩れすることも無く
粘り強く投げて、5回を2失点。
青柳は5回を無失点と好投し、それぞれ6回から
2人目にマウンドを譲ります。
6回、巨人のマウンドに上がった2人目・田原。
昨夜は勝ったものの、やや不安の残るピッチングでしたが、
いきなり先頭・中谷、鳥谷の連続安打で無死一・二塁!
ベンチが固唾を飲んで見守る展開となりましたが、
続く大和をセカンドゴロでゲッツーを奪い2死三塁。
梅野を敬遠で歩かせますが、
続く代打・西岡をライトフライに打ち取り、何とか阪神の反撃を抑えます。
その裏、阪神は2人目に桑原をマウンドへ送ります。
抜群の安定感を誇る、桑原ですが、、、、、
先頭・陽がセカンドへの内野安打で出塁!
さらにマギーの安打などで1死一・三塁とすると、
今夜はここまで安打の無い阿部がセンターへの犠牲フライ!
巨人が1点を返します。
しかし、7回、巨人はこの回から3人目・中川を登板させますが、
先頭の代打・俊介の安打、上本の犠打、
福留の四球などで2死一・二塁とすると、
中谷がショートへのタイムリー内野安打!
阪神がすぐに点を取り返し、スコアは3対1。
再びリードを2点に戻します。
このまま逃げ切りたい阪神は7回裏から
3人目・岩崎をマウンドへ!
しかし、、、、岩崎がピリッとしません。
ボールが先行する苦しいピッチングで
先頭・亀井に四球、橋本到の安打、陽の四球などで2死満塁!
ここで阪神ベンチは岩崎を諦め、4人目・マテオが登板。
しかし、続くマギーの走者一掃のタイムリーツーベース!
1塁ランナー、陽のホームインは本塁クロスプレーとなり
一度はアウトのコールがされますが、リプレー検証の結果、
判定が覆り、得点が認められ、巨人が3点を奪い、一気に逆転に成功!
ゲームを引っくり返した巨人、逆にこのまま逃げ切りたいところ!
8回は4人目・西村がマウンドに上がり、危なげなく三者凡退!
このまま、巨人が1点差ゲームをものにするかと思われましたが、
このゲーム、まだドラマが待っていました。
9回、巨人は守護神・カミネロにマウンドを託しますが
これが誤算でした。
1死から代打・伊藤隼が安打で出塁すると、
ベテラン・福留がセンターへのタイムリースリーベース!
ベテランの一撃で阪神がゲームを振り出しに戻すと、
続くロジャースはレフトへの犠牲フライ!
土壇場で阪神が逆転に成功!
そして、最終回はこちらも守護神・ドリスが
きっちり3人で仕留めて、ゲームセット!
阪神が最終回の逆転で、昨夜の借りを返しました。
7回に逆転するも、シーズン当初からの課題である
ストッパーの問題を巨人が露呈してしまった今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説:清水さんにお話を伺いました。
清水隆行が見極めた勝負の分かれ目!
- ゲームに敗れはしたものの、
巨人が一気に3点を奪った7回の攻撃に
最近好調の巨人打線の良さが出ていたと思う。
バッティングも勿論そうだが、陽の走塁が素晴らしかった。
また長野も、あわやゲッツーという場面で、全力疾走で
併殺を防いで、後ろにチャンスを繋いでいた。
いいピッチャーが出てくると、そう簡単に打てるものではない。
強いチームには必ずいい走塁をしている。
最近の巨人の良い部分が出ていたと思う。
そして巨人のリリーフ陣。
最善を尽くした結果だとは思うが、厳しい部分も多々見られた。
3人目の中川も頑張っていたが、先頭バッターを追い込んでから
ヒットを許し、それが失点に繋がっていた。
そういった課題を一つ一つクリアしていく必要はある。
取れるアウトはきちんと取っていかないといけない。
その点は、反省材料として欲しいと思う。
先発の畠は5回2失点。先発として
最低限の仕事は果たしたとも言えるが、
満足するような状況ではない。
まだまだ改善の余地はあると思う。
能力の高い投手だけに、次回登板に期待したい。
今カードの対戦成績はこれで1勝1敗の五分!
明日、意地を見せるのはどちらのチームでしょうか?
次回のエキサイトベースボールは
8月10日(木)夕方5時50分から、東京ドームの 巨人-阪神の第16回戦を、
解説: 篠塚和典さん
実況: ラジオ日本 木村季康アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/