打線の入れ替えが功を奏した巨人がイニング5得点の猛攻で逆転勝利！

スペシャルウィーク最終日のエキサイトベースボールは
東京ドームの伝統の一戦 「巨人 – 阪神」の第17回戦を
解説：「ミスターパーフェクト」 槙原寛己 さん
実況：初田啓介アナウンサーで
お届けしました。

CS進出に向けて、大混戦のペナントレース！
4位の巨人は、水曜日の中日戦で連勝が止まり、
貯金を作ることが出来ませんでした。
一方の阪神、CS進出に向けては圧倒的に優位な状況ですが
3位のDeNAが背後にピタリとつけており、
一つも落としたくないところ。
今季の伝統の一戦は、ここまで9勝7敗で巨人がリードしていますが
今夜の勝負の行方は、、、、、、

巨人･田口、阪神･青柳の両先発でゲームはスタート。

6連勝中の巨人先発の田口、
連勝の勢いそのままに阪神打線を抑えたいところですが、
初回、先頭･俊介にレフト前ヒットを許し、
上本の犠打などで2死二塁とすると、
福留がセンターへのタイムリーツーベース！
阪神が1点を先制します。
東京ドームのファンの前で、無様な姿は見せられない巨人は
その裏、1死からマギーのツーベースなどで2死三塁とすると、
阿部がライトへの鋭いタイムリー！同点に追いつき、田口を援護します。

打線の援護で同点にしてもらった田口ですが、
ピリッとしません。
2回、先頭･鳥谷、北條の連続安打などで1死一･三塁とすると、
ピッチャー青柳が前進守備の頭を抜けるセンターへのタイムリーツーベースで1点を追加！
さらに俊介がライトへのタイムリーで1点。
2点を奪い、阪神が勝ち越しに成功します。

初回こそ、失点をゆるしたものの、青柳は
2回以降、立ち直り、巨人打線から凡打の山を築きます。
スコアは3対1で阪神が2点リードのまま、ゲームは中盤5回へ。

ここまで好投を続け、青柳は勝ち投手の権利のかかる
5回裏、突如崩れます。
先頭･橋本到が安打で出塁すると、
期待の新戦力･宇佐見がライトスタンド中段に飛び込む2号2ランを放ち、
ゲームを振り出しに戻します。
さらに2死からマギーの安打と坂本勇の四球で一･二塁とすると、
阪神ベンチ、青柳を諦めます。
しかし2人目･岩崎が誤算でした。
巨人の勢いを止めることが出来ず、
阿部、村田、亀井が3連続タイムリーで3点！
巨人が一挙5得点のビッグイニングとして、逆転に成功！
東京ドームの巨人ファンが沸き立ちます。

なんとか、反撃を試みたい阪神ですが、
7回･西村、8回･マシソン、9回･カミネロと
巨人の細かい継投の前に的を絞りきれず、沈黙。

巨人が6対3で勝率5割復帰を果たし、
阪神は3位･DeNAとのゲーム差が
いよいよ2.5まで縮まることとなった今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説：槙原さんにお話しを伺いました。

槙原寛己が見極めた勝負の分かれ目！

巨人は下位打線に亀井、橋本到、宇佐見を並べて
左打者打線が機能して高橋監督の策がハマった。
先発の田口にも白星が付いたのは大きい。
今日のように打線がしっかり点を取って、
リリーフ陣がしっかり抑えるようになると
試合のプランが立てやすくなるので勝ちに繋がる。
また、逆転勝ちを収められた事も自信に繋がるだろう。
シーズンの終盤に
こういう試合運びが出来るようになると、
この先の戦いが面白くなる。

巨人がまたもや勝率5割復帰！明日は貯金を作ることが出来るのか？
一方の阪神、3位のDeNAとのゲーム差は僅か2.5。
DeNAの足音が聞こえてくる、痛い敗戦となりました。

次回のエキサイトベースボールは
8月29日(火)夕方5時50分から、
東京ドームの  巨人－広島 の第21回戦を、
解説： 「ダンディ解説･奪三振王」 川口和久さん
実況： 伊藤隆佑 アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに！