本日のエキサイトベースボールは
東京ドームの 「巨人 – 広島」の第21回戦を
解説:「ダンディ解説・奪三振王」 川口和久 さん
実況:伊藤隆佑アナウンサーで
お届けしました。
CS進出に向けて、一進一退の攻防が繰り広げられている
セ・リーグペナントレース。
セ・リーグ2~4位の3チームは大混戦、
ラストスパートを成功させて、CSを有利なポジションで
進めていくのはどのチームか?
そんな負けられない試合が続く中、
巨人は首位・広島をホームに迎えての一戦!
しかし、巨人は東京ドームで今季広島に6戦全敗。
白星がありません。この嫌なジンクスを何とか払拭できるか?
絶好調・マイコラスの右腕に必勝を託します!
巨人・マイコラス、広島・野村の両先発でゲームはスタート。
リーグ2位の防御率2.33のマイコラスと、6位の防御率2.83の野村、
好投手同士の対戦は、両先発が「らしさ」を発揮する緊迫したゲームとなりました。
初回、マイコラスは8球、野村は9球でそれぞれ三者凡退。
10分足らずで1回の攻防が終わります。
しかし、2回!ゲームの均衡を破る一発が巨人に飛び出します!
1死から村田が外角低めの初球を見事に掬い上げ、
レフトスタンドへ10号ソロを放ち、1点先制。
村田のプロ入りから15年連続2桁本塁打となるメモリアルアーチで
広島・野村から先制点を奪います。
しかし、野村も以降は立ち直り、
巨人打線に簡単に点は許しません。
ここからゲームは我慢の展開となります。
マイコラスのピッチング内容からも、このまま巨人が最少得点で逃げ切りか?
と思われた、5回、広島が反撃の一発を放ちます。
1死から岩本が四球で出塁すると、
ここまで好投を続けていたマイコラスがこの試合唯一といっていい失投。
外角を狙った球が、真ん中に入ると、
その失投を西川が見逃さず、ライトスタンドへ逆転の4号2ラン!
広島が逆転に成功します。
野村は安打は許すものの、
粘り強いピッチングで要所を抑え、6回降板。
広島はその後を
7回・今村→8回・ジャクソン→9回・中崎と
万全のリレーで繋ぎ、そのまま逃げ切りに成功!
7回2失点のマイコラス、1球の失投に泣く、悔しいゲームとなりました。
広島相手に東京ドーム7連敗、
またもや、巨人は借金1となってしまった今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説:川口さんにお話しを伺いました。
川口和久が見極めた勝負の分かれ目!
- 広島・先発の野村は
本来のピッチングではないながらも、
粘りの投球で切り抜けた。
スライダーがコントロール出来ず、
横の勝負に苦しんだが
相手打者のバットをよく振らせた。
一方の巨人は3回に無死2、3塁、
5回に二死1、2塁のチャンスを作ったものの
無得点に終わってしまった。
マイコラスが完璧な投球をしていただけに、
野手陣がバットで応えなければならなかった。
悪い流れながら落とさない広島、
良い流れなのに勝ちきれない巨人。
首位と4位のチーム力の差が浮き彫りとなった試合だった。
スコア以上に首位・広島との差を実感させられた一戦、
打線がマイコラスを援護できなかったのが、
終盤で響きました。
次回のエキサイトベースボールは
8月30日(火)夕方5時50分から、
甲子園球場の 阪神-ヤクルト の第23回戦を、
解説: 中西清起さん
実況: 大阪ABC朝日放送 小縣裕介アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/