パワプロでは面倒くさいから最初「あ」って名前をつける
前回に引き続き、二回目の登場となるオカダ・カズチカさん。据え置き型ゲーム機を持ち歩くほどの重度なゲーマーです。3DSやスイッチといった携帯ゲーム機もちゃんと持っているのに、どうしてもプレステがやりたくて、移動中のバスでプレイ。三半規管が強いため、バスの中でゲームしても全然平気なのだそう。さすがプロレスラーです……。一般の人は、プレステを持ち歩いたからといって、乗り物の中でプレステをできるほど三半規管が強くないような気がしますが、どうなんでしょう。
ゲームはその世界観にのめり込むタイプで、主人公が話すRPGが好み。主人公が話してくれるほうが、その世界に没頭しやすいのだとか。そのわりに、パワプロではかなりシステマチックなやり方をしていることが判明。
オカダ「僕は最初に『あ』って名前にしておいて、あとで名前変えられるんで」
宇多丸「ははははは」
オカダ「結構面倒くさいんですよ。右投げ左打ち外野手とか色々設定しなきゃならないんですけど、『あ』って名前にすれば、全部適当でいいや、(うまく育ったら)あとで名前変えればいいや、って」
宇多丸「ははははは。オカダ選手、面白いですよね。ゲームの世界に入り込むタイプなのに、急に投げやりになるときの落差が(笑)。でも『あ』が育成されたら、ちゃんと名前つけてあげるんですよね」
オカダ「のちに、『イチロー』って名前に変える、とか」
育成中の選手全員「あ」にしているのでしょうか。それとも、「あ」「い」「う」と一応見分けがつくようにしてるのでしょうか。トークではそこまで掘り下げられなかったため、真相は藪の中ですが、いずれにせよ、オカダカズチカさんのパワプロの選手は皆、「あ」という名前を経て強い選手になっていくと思うと、なかなかにシュールです。
■今回のピックアップ・フレーズ
(据え置き型のプレステを持ち運ぶマシンがスタイリッシュだ、という話題で、かなり得意気なオカダ・カズチカさんでした)
オカダ「僕これ持って新幹線とかで移動するんですけど、それなりにサマになっていると思います(得意気)。誰もゲームを、プレイステーション4を持ち歩いているとは思わないんじゃないかなと(得意気)」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)