毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】
今週はゲストに俳優で歌手の田代万里生さんをお迎えして、
徳冨蘆花(とくとみろか)の『不如帰(ほととぎす)』(前編)をお届けしました。
ミュージカルで鍛えた声量をもつ田代さん。
あまりの声量にスタッフから驚きの声が上がりました。
マイクを調節し、収録をスタート。
すると、不如帰の世界に、田代さん、中嶋さんの声で引き込まれていきました。
田代さんは、身振り手振りを交えて、武男・千々石・山木の3役を演じ、
中嶋さんは、浪子・豊子・武男の母・語り。と、
今回はお互いに演じる役が多い作品でした。
調べてみると、ゲストの方に3役以上演じていただくのは番組では最多!
しかも、次回は4役にもなります。
田代さんも、3役を演じ分けるということで、最初は驚かれたそうです。
しかし、波に乗ってしまうと、あっという間に前半の収録を終えました。
徳冨蘆花は、今年没後90年。
勉強家の田代さん。
実は、作品が決定した際に、徳冨蘆花の家に見学のため訪れたそうです!
が、残念ながら、その日は修繕工事のため中には入れなかったとの事・・・
蘆花が生活した家、
また、芦花公園と呼ばれている蘆花恒春園は一般に公開されているので、
作品を読んで、訪れてみるとさらに感慨深いものがあるかもしれませんね。

まっすぐ、目を見てお話する田代さん。真摯さを感じます。
悲恋に向かう、武男と浪子。
不如帰後編も、お聴き逃しなく!
不如帰後編も、お聴き逃しなく!
by 文学の扉 スタッフ