ＣＳ史上初の降雨コールドで広島が先勝！

本日のエキサイトベースボール･スペシャルは
マツダスタジアムのセ･リーグ　クライマックスシリーズ･ファイナルステージ
広島－DeNA の第1戦を、
解説： 「大魔神」 佐々木主浩さん
実況： 新タ悦男アナウンサーで
お届けしました。

初戦を落としたものの
そこから2連勝して、3位からのファイナルステージ進出を決めたDeNA！
昨年と同じ顔合わせとなったセ･リーグのファイナルステージ。
日本一を目指し、日本シリーズへの切符を勝ち取るのは
どちらのチームか？
全野球ファンが注目するマツダスタジアムの決戦！
甲子園同様に天候の心配もされましたが、、、、、注目の勝負の行方は？

広島･薮田、DeNA･石田の両先発でゲームはスタート。

今シーズン、最高勝率のタイトルを獲得。
広島のエースに名乗りを上げた若武者･薮田。
やや大きい雨粒が目立つ、雨中のプレイボールとなりましたが、
そんなことは関係ないと言わんばかりの気合充分のピッチング。
初回は、1死から梶谷が四球を許すも、
2死から梶谷が二盗に失敗し無得点で攻撃終了。

対するDeNA･先発の石田。
出身は広島ということもあり、故郷に錦を飾るピッチングとなるか？
初回、先頭･田中の四球と菊池の犠打などで
2死三塁といきなりのピンチを迎えますが、
続く松山をセンターフライに打ち取り、無得点。
上々の立ち上がりを見せます。

プレイボールから徐々に強まる雨と反比例するように
両先発はエンジン全開！
どんどん調子を上げていきます。

力のこもった投球で、ゲームはどんどん進んでいきます。
白熱の投手戦は、4回を終えて、0対0のまま。

ゲームが動いたのは5回でした！

ここまで素晴らしい投球を続けてきた石田を
広島打線が攻め立てます。

先頭･バティスタの四球と新井の安打、
西川の犠打と會澤の四球などで2死満塁とすると、
田中がセンターへのタイムリーで、広島が2点を先制！待望の先制点を奪います。
さらに2死二･三塁から、菊池のタイムリー内野安打で1点を追加！
バットの先で、ショートへのボテボテの当たりでしたが
菊池が執念のヘッドスライディングで、1点を手繰り寄せます！
この回計3点を先制し攻撃終了。
広島がリードを奪います。

すると、、、、、、、
5回裏の広島の攻撃を待っていたかのように雨足が強まります。
主審からゲーム中断のコールがなされ、
内野にシートが敷かれます。

多くのファンが、ゲーム再開を望みましたが、、、、、
天候は回復せず、
5回終了後、36分間の中断を挟み、
20時13分に降雨コールドでゲームセットが宣告されました。

PO･CS通じて史上初の降雨コールドという
予想外の結末。
広島がアドバンテージの1勝を含め、2勝としました。

両チームのファンにとっても、若干の消化不良感が残ってしまった
今夜のゲーム。
勝負の分かれ目について、解説：佐々木さんにお話を伺いました。

佐々木主浩が見極めた勝負の分かれ目！

今日は何と言っても、
2回裏のバティスタの一発に尽きる。
結果はセンターフライに終わったが、
オーバーフェンスギリギリの打球が
捕手の戸柱にイメージを刷り込んだ。
石田自身は序盤からテンポも良く、
決して悪くない投球を続けていたのだが、
戸柱がバティスタの2打席目で消極的になってしまい、
四球で先頭の走者を出してしまった。
わずかな隙を与えてしまえば、リーグ首位のカープは当然モノにする。
1打席目から粘り続けて
5回のチャンスにタイムリーを打った田中はさすがだ。
DeNAとしては一瞬に泣く勿体無い試合で、
広島としては王者の実力を見せつけたゲームだった。

5回降雨コールドという予想外の結末となりましたが、
短いゲームの中にも、相手捕手にイメージを植えつけた
強力･広島打線が勝利を手繰り寄せる一戦となりました。

明日のエキサイトベースボール･スペシャルは
10月19日(水)　夕方5時50分から
マツダスタジアムで行なわれる
セ･リーグ　クライマックスシリーズ　ファイナルステージ　広島－DeNA の第2戦を、
解説： 「鉄人」 衣笠祥雄さん　　ゲスト：黒田博樹さん
実況： 新タ悦男アナウンサーでお届けします。

ラジオの野球中継は初挑戦となる黒田博樹さんの
「漢気」溢れるコメントをどうぞ、お楽しみに！