■VRに無言で熱中する増子さんに、宇多丸困るの巻
前回の放送で、ロックバンド・怒髪天の増子直純さんは、そのトガったキャラクターで強烈な存在感を示していました。今回の放送でも引き続き増子さんが登場。今、最もハマっているというモンハンの話をし続けた後、番組恒例のPSVRの体験タイムに入りました。
このVR、ゲストによって反応が様々で、そのゲストの反応に宇多丸さんがどう合いの手を入れるかも番組の聞きどころの一つです。
以前、しょこたんがゲストにやってきたときには、VRに夢中になりすぎて独り言を連発。宇多丸さんの合いの手を無視しまくって一人で喋り続けるという珍事になったことがありました。
今回の増子さんも同様に夢中になりすぎていたのですが、反応はしょこたんのときと真逆。なんと集中しすぎて一言も喋らなくなってしまいました。時折、増子さんの状況を遠慮がちに実況するも、増子さんは無言を貫きます。
宇多丸「(まったく喋らない増子さんを見て)こんなストイックな……。ラジオとしてどうなんだって感じですが(笑)」
増子「………(熱中)」
宇多丸「あれですね、今までで一番、リアクションとしては薄いですね(笑)」
増子「……」
宇多丸「(何か敵がやってきたのを見て)あ、あ、あ、来た来た来た」
増子「……! やられたー!」
終了後、「ここまで完全な無言な人、初めてですよ(笑)」と宇多丸さん。サバイバル系のVRを体験していたのですが、本当に殺されないようにものすごく慎重にプレイしていた結果、無言になってしまったようです。「元自衛隊だからね。自衛隊に二年いたから」と増子さんはご満悦。
前回、増子さんは、ゲームに熱中するあまり何度もバイトを辞めたことがある、と話していました。いつだってゲームに対して一直線なのが増子流なのです。
■今回のピックアップ・フレーズ
増子「ラブプラスが出たとき、びっくりしたもんね、しばらくやってたけど。あれ、AIっていうかさ、人間の中身じゃん、完全に」
宇多丸「本当に恋愛しているような感じですよね」
増子「あれは面白かったね。何が面白かったって、現実と同じ失敗するんだよね」
宇多丸「ははは。女の子へのアプローチとか」
増子「そう、現実と同じ轍を踏むんだよ」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)