■仕事は基本ズル休み! スプラトゥーン廃人だった過去
「マイゲーム・マイライフ」、新年一発目のゲストは、シンガーの蒼天のハリーさんです。少し前までは「こんにちわ\(^o^)/きらりんぼ☆ハリー!!!」の名前で活動されていました。
私はこの番組のゲストが、自身のゲーム廃人エピソードを語る姿が大好きなのですが、蒼天のハリーさんの廃人ぶりも相当なものでございました。
ハリー「スプラトゥーン一作目にハマって、廃人のようになって」
宇多丸「どれくらいやっちゃった?」
ハリー「一日……12時間くらいは普通にやるんですけど」
宇多丸「12時間ってもう一日の半分だよ!」
ハリー「(笑)」
宇多丸「普通、寝る時間とか、仕事とかあるじゃないですか!(笑)」
ハリー「仕事は基本休むようにして」
宇多丸「えっ!」
ハリー「ハマると極端なんですよ。極端にやっちゃって。ハマってないときは全然なんですけど」
宇多丸「ハマると仕事も休んじゃう。こんな不安定なタレントさんで大丈夫ですか!?(笑) いつ休むかわからないみたいなね」
ハリー「嘘もしばしばあって」
宇多丸「嘘! ズル休み?」
ハリー「ズル休みもしばしばあったんですけど、もうどうしてもやりたいときは風邪ですとか、母が体調悪くてとか、でも、生活費は稼がないとダメなので、その場合は休憩中に帰ります」
宇多丸「え!」
ハリー「バイトとかだったら、昼休みがあって、30~40分で家に帰れるときは、帰ってゲームつけて、って中毒みたいになってて」
宇多丸「え! それでゲームやるんですよね?」
ハリー「15分くらいやって、もうヤバイ行かなきゃってなって、時間に遅れたら『ちょっと銀行に行ってました』って」
宇多丸「これは……皆さん仕事に支障きたすとは言ってますけど……今まで聞いた中でも相当ですね。よく15分でやめて仕事に戻れましたよね」
ハリー「戻れ……ませんでしたね」
宇多丸「(笑)」
ハリー「だから銀行に、とか、電車が、とか言って……」
そんなハリーさんを見かねた宇多丸さんが、ある秘策を授けます。
宇多丸「じゃあ、悪いこと教えちゃいましょうか? 今はPSVitaを持っていると、リモートプレイというのができるんですよ。インターネットを通じて、家のPS3とPS4を操作できるんですよ(小声)」
ハリー「え! 外からってことですか?」
宇多丸「外からの操作で、家のPS3やPS4がヒュイヒュイって動き出すんですよ」
ハリー「廃人救出システムじゃないですか!」
宇多丸「だから、家に帰って15分とかね、端的に言うと……バカなの?っていうことをね(笑)、しなくていいんです!」
仕事の休憩時間にも外でゲームができるなんて、いい時代になったものです。でも、これだけだと「どうしてもゲームをしたいときのズル休み」は引き続き敢行しなければなりません。廃人救出への道はまだまだ遠いようです。
■今回のピックアップ・フレーズ
宇多丸「最長だとどれくらいゲームし続けます?」
ハリー「寝ないで24時間とか……(笑)。ご飯も食べないです、お腹減らないから」
宇多丸「基本的には常時入っていたいんですね。僕も24時間やったことあるからわかります。このゲームの世界に入っちゃってるから、寝たり飯食ったりしている気持ちになっちゃってるんですよね」
ハリー「そうそうそう、キャラクターが動いているから私も動いている気分になっちゃう!」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)