私たちの日常生活を支え、人と人のコミュニティが生まれる場所、商店街。
TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」は、そんな商店街の魅力を探ります。
今回は、TBS・堀井美香アナウンサーが「町田・仲見世商店街」を取材しました。
朝・昼・晩で顔が変わる!レトロでディープな“町田・仲見世商店街”!
JR線・小田急線「町田駅」から徒歩6分、
「ミーナ町田」という商業施設にほど近い、『仲見世商店街』。
全長80メートルほどのアーケードに、
いまだに“ハエ取り紙”が売っているような「生活雑貨店」、
“カップ入りマグロ”の食べ歩きが楽しめる「お魚屋さん」など…
個性豊かな路面店がひしめき合い、
戦後間もない時から、町田市民の生活を支え続けています。
昭和の雰囲気をそのまま残したような、レトロでディープな空間。
ひと昔前は、ちょっぴり怖くて、少し立ち寄りにくい印象もあったそうです。
では、“仲見世商店街”の中の人は、この商店街をどう捉えているのでしょうか?
「仲見世商店会」会長、「市川豆腐店」の石井道子さんに、お話を伺ってみると…
- レトロな雰囲気でありながら、新旧入り混じる商店街。
お客さんからは、吉祥寺の“ハーモニカ横丁”に似ていると言われることもありますよ!
そのほか、石井会長によれば、
「仲見世商店街」は、町田のなかでは、唯一の“アーケード”付きの商店街。
毎年11月に行われる調査では、ひる11時からよる6時までに、6,000人もの客が訪れるそう!
世界のグルメ通が集う!「リッチなカレーの店 アサノ」!
「仲見世商店街」に並ぶ、「仲見世飲食街」に入ってすぐ、
暗〜い路地裏に店を構える、カレーの名店。
かつて、グルメ雑誌で「日本一の“カツカレー”」と評されたこともあるそうです。
その味を求めて、最近は外国人のお客さんも増えているとのこと。
取材当日も、「鳥取県から来た!」という方もいらっしゃいました。
店名に「リッチ」とあるように、最高級の食材を使用し、とにかく手間をかけています。
1杯のカレーができるまでに、なんと4・5日を要するとのこと!
1番人気の「カツカレー(1,450円)」のカツは、ブランド豚「高座豚」。
食べ終わったお客さんにお話を伺ったのですが、
「常連さんは、顔色を見て、カレーの辛さを変えてくる」とのこと!
2代目の店主・浅野信三さんのユニークなキャラも印象的!
こういったお店の人とのやり取りも嬉しいですね!
1987年の開業以来、仲見世でカレーを作り続けて、31年。
「愛着があって仲見世を離れられない」と話す、
店主の浅野さんに、「仲見世商店街」の魅力を訊いてきました。
- バラエティ豊かなお店が多いので、どの世代でも飽きない。
“朝・昼・晩”と時間帯によって、見せる顔が異なるのが魅力!
日中は、名物の「小籠包」や「大判焼」を買い求める人が列をなし、
夜は、昔ながらの「スナック」のネオンが灯り、レトロな雰囲気が漂う…
誰と行くか、いつ行くかで楽しみ方が変わってくる、「町田・仲見世商店街」。
次のお休みにでも、ふらりと足を踏み入れてみてはいかがでしょう?