なかなか眠れない人のための・・・最新睡眠サポート事情! について、11月29日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まずは、スタジオヨギーを運営する株式会社ヨギーの七戸綾子さんのお話。
★ 寝たまんまヨガアプリ登場!
- 株式会社ヨギー 七戸綾子さん
- 「エキサイトと共同開発した、寝たまんまヨガ、簡単瞑想というアプリをリリースしました。あおむけで横になった状態で、インストラクターの声に従って、からだを動かさない状態で意識をめぐらせていくようなヨガになります。体や心をリラックスさせる効果があるということで、瞑想目的のアプリだったが、使っているお客様から「寝落ちする」ということで、このアプリで眠れるようになったということで、そういう使い方があるんだと教えていただいた形です。」
もともとスタジオでヨガ教室をメインに手掛けるスタジオヨギーですが、教室に足を運べない人や、体を動かしづらい人向けにアプリを作った。で、配信したところ、寝る前にふとんでやったら「寝落ちする」と大好評ダウンロードは200万回数を超えています。実際にどんな音声でヨガをするのか、音だけ出してみますね(実践)こんな感じで20分~40分のヨガをしますが、最後まで聞けず「寝落ち」ダウンロードは無料ですので、手軽にアプリで睡眠サポートできるんです!
★睡眠アプリではダメな人たち・・・
ただ、これで、バッチリかと思いきや、いま、なかなか眠れない人たちに街で伺うと、共通するこんな理由も見えてきたんです。
- ●「寝る前に携帯をあまり見ない。1~2時間前まで。ブルーライトがよくないと聞くので。ラインだったり、何かを検索したりとか、やっぱりちょっと興奮気味になりますね、目がさえるというか・・・」
- ●「仕事が遅くて家に帰って眠ろうと思って焦って、スマホ見たり、パソコン見たりして眠くなるかなとか思うけど、逆効果で眠れなくなる。手が暇なときにすぐ見ちゃうクセがあるので、眠くなるアプリ、それを入れたけど使ってない。環境を変えないとと思うんですが、寝室にスマホを置かないとなると、睡眠系アプリ、できないですもんね。」
- ●「基本的に眠れない。パソコンとかいじってるんで、それ原因かもしんないすね・・・寝つきが悪いから睡眠時間が短い。4時間くらい。寝てるほうですかね。スマホがめんどくさい、アプリがめんどくさい。寝なくても大丈夫っすまだ若いからじゃないすか。全然眠くならないすね。そんな感じっす!」
今の方々は、みなさん枕元で充電するので、ついついスマホを見てしまう。だから睡眠系アプリ、ほかにもいろいろ出ていますが、それでは難しい。なんとかスマホにも頼らずに眠りをサポートしてくれないか、と悩んでいた。そこで、もう少し睡眠サポート事情、調べるとこんなものもありました。パルスボッツ株式会社の美馬直輝さんのお話です。
★アプリに頼らない、睡眠サポートロボット
- パルスボッツ株式会社 美馬直輝さん
- 「このネモフは、睡眠サポートロボットで、枕元に置いて、物語の読み聞かせとか、オルゴールの音楽を流したり、朝起こしてくれたり、睡眠をサポートするためのロボットとして開発しました。自分が寝室にスマホを持ち込まない人間なんですが、そのあたり意識していて、まず光らないとか、ネットワークにつながらないということに、重きをおいていて寝るときにスマホを見て、睡眠に悪影響を与えるとよく言われているんですが、寝る前にスマホを見なくても、眠りにやさしくサポートする意識でつくってます。」
先月、100台限定で販売したら、半日で完売(値段は2万9700円)次の受付は間もなくはじまりますが、いまは予約がいっぱいな状況・・・実物を持ってきましたが、ロボットというより、メロンサイズのふわふわのマリモに目が2つついているような、かわいいシンプルなぬいぐるみ!こちらもどんなことをしゃべるのか、サンプルの音出しますね(ただいま!♪)(こうやって、話しかけると返事をしてくれるんです)美馬さんの会社はふざけてるわけじゃなくて、これとは別に、人型ロボットの開発や、スマートスピーカーなども手掛ける最先端の企業です。一見シンプルですが、数万パターンのリアクションがあるネモフくん・・・寝る前に複雑なやりとりや会話は必要ないので、あえてシンプルに、ねぼけたトーンで話すので「むにゃむにゃ・すーん」などの語尾がゆるい・・
★睡眠を制するものは、企業も制する! 睡眠管理システム登場!
と、色々睡眠サポートが登場していますが、最後は、企業向けの睡眠サポートも登場! 株式会社O:(オー)の、谷本潤哉さんのお話です。
- 株式会社O:(オー) 谷本潤哉さん
- 「弊社が作っているサービスが、オースリープというんですが、睡眠支援ツールです。まず、企業の人事労務の方とか現場のマネージャー向けに管理画面を展開そこから、スマホのアプリを従業員に展開して、睡眠の習慣を改善してもらいます。アプリでは、毎日夜、枕元にスマホを置いて寝ることでその人の睡眠情報がたまって、その情報をもとに、翌朝、アプリ上で、コーチングを毎日毎朝受けられる。そうしたアプリのデータをもとに、企業の生産性とかメンタルの状態を可視化して組織改善につなげているイメージです。」
社員のみなさんは、寝る時と起きる時にアプリ内でボタンを押すだけ寝ている状態をスマホがセンサーで感知し、うまく寝つけているか分析。翌朝、よく眠れていたのか、眠れてない場合は、アドバイスをくれるんです。谷本さんは、実は過去、職場で睡眠不足が原因で体を壊してしまい、そこで、一度休みをとって、規則正しい睡眠をしたら元気に復帰できた。そんな経験から、睡眠をサポートすることで企業に貢献したいと自分で会社を立ち上げ、この管理システムを今年発売徐々に企業も導入しはじめていて、実際に、睡眠管理ツールも好評のようです。