「宇賀なつみ BATON」。
早速多くの方が楽しんでくださっているようで、とても嬉しいです!
2回目の番組冒頭では、
「フリートークのネタを探さないと・・・」
と、ラジオの“壁”をお話された宇賀さん。
全然そんなふうには見えないのですが、
今後のネタトークに期待しちゃいますね!
さて、今回のゲストは「壁」をお仕事にされている
「萬代特殊合板株式会社」の代表取締役・川口恭弘さん。
昭和22年に川口さんのお祖父さんが
愛知県で創業された、70年以上の歴史を誇る会社です。
扱うのは「特殊合板」・・・なかなか聞きなれない言葉ですが、
木材の表面に装飾や加工を施し、機能を持たせたもののことを
言うんだそうです!
日頃、みなさんは建物の壁、床、棚って気にされていますか??
つい見過ごしがちなこれらのアイテムを、キレイに、そして便利に!
と、ものづくりされているのが、萬代特殊合板さんなんですよ♪
例えば・・・
これがいわゆるリアルな木の板。
表面はざらっとしていて、決して悪くはないのですが
たしかにこのまま使われていると、キレイとは言えないかも。
それを、表面に色を塗るなどの加工を施すことで、
こんなに美しく滑らかになるんですね!
木の他にも、鉄やガラスなどの素材も扱われているそうですよ。
実際どういうところに使われているかというと、
住宅のドアや床材、台所まわり。
また大きいところなら、空港や駅、スカイツリーなどのお手洗い、
なんと南極の昭和基地の壁にも!!
スタジオに入られた際にも
「TBSさんのトイレはまだチェックしていないのですが」
と川口さん。職業病ですね笑
ご両親の働く姿を見て、後を継ぐことを意識されたという
川口さんが代表取締役になられたのは、まだ27歳の時。
社歴が一番短く、年齢も一番若い!という状態でしたが、
「今となっては早く継いで色々経験できてよかった」とお話されます。
そんな経験の中で最も忘れられないエピソードは、
「壁、全部塗り直し事件」!!
品物として問題があったわけではないのですが、
「見た目がイメージと違う」ということで、
九州の地まで全部塗り直しを行うことに。
特殊な技術がいるため、職人さんの確保に悪戦苦闘。
また工期はわずか10日たらずという状況の中、
なんとか間に合わせたそうです。
その塗り直し面積は、なんとTBSのビル全体くらいの大きさ!!
これには宇賀さんも唖然。。。
最終的に、その仕事ぶりに満足されたお客様から
新たな仕事をいただくことができ、
まさに壁を乗り越えてピンチをチャンスに変えられた川口さんでした!
みなさんは、絶体絶命な時にどう思われますか?
机に突っ伏してしまったり、布団から出たくなかったり・・・
そういう時もありますよね。
川口さんのコツは、「開き直り」なんだそうです!
命までは取られないだろ!と少し引いて客観的に
捉えることで、状況を判断することができるとおっしゃいます。
そして「これからの壁」という話題では、
宇賀さんも大盛り上がり!
壁の模様替えがパッと一気にできるものに
温度調整できるもの、さらに花粉を分解するものまで!?
夢は尽きません!
「ウイルスは?」と聞くと「実はもうあるんですよ!」
これには宇賀さんも、「えぇえぇぇ!」
みなさんは、どんな壁が欲しいですか?!
最後に、そんな川口さんがポリシーとして抱く
バトンな一言とは・・・
「できないことはない」
「時間と資金さえあれば、月に行くロケットも作れる!」
というお父様の言葉で、川口さんご自身も、
そういうマインドは絶対に重要と考えているそうです。
突拍子のないものでも、無理難題であっても、
「どうやったらできるんだ」という発想を持ち続けたい。
チャレンジしていきたい。
「できないことはない」
今、まさに壁に突き当たっているという方に、
届いて欲しい一言です。
ラジオクラウドには、川口さんと宇賀さんの
ロングトークバージョンがアップされています。
ぜひチェックしてくださいね!
さて川口さんがお持ちのバッグ、
これはお知り合いの方が作ってくださった
特殊加工のものなんだそう!インパクト半端ないです!!
(ちなみに宇賀さんが持っているのは、プレゼントでいただいた
その名も「萬代」というお酒。
川口さんの会社で作ったものではありませんとのことです笑)
TBS的に言えばまさに「下町ロケット」!な萬代特殊合板さん。
これからも素敵な「壁」を作られてくださいね♪
来週もどうぞお楽しみに!
番組へのご感想はこちら!
baton@tbs.co.jpまで!
番組の公式Twitter、Instagramも
ぜひぜひチェックしてみてくださいね♪
photo:タカハシアキラ
あっ、みなさん、こんなこと聞くのも野暮ですが、
曲の絡みにも気づいていただけましたか!?
今週のバトン・パワーソング
OASIS 「Wonderwall」
