たばこの【わかば】【エコー】【ゴールデンバット】の販売が終了してしまうんですね。懐かしい名前を聞いたな、という方も多いのでは?【ゴールデンバット】は明治39年に発売。明治・大正・昭和・平成、そして令和という時代で親しまれました。そこで・・・。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、7月26日(金)は、金曜日恒例のサラリーマンの声、レポーターの近堂かおりが、『わかば・エコー・ゴールデンバット、吸ったことがありますか?』をテーマに街でお話を聞きました。
★ありますよ~!好奇心で。物珍しさで。
- ●「全部吸ったことあります。三種類とも。わかばは苦味があって、ゴールデンバットとあれは辛いですよね、エコーは。たまに、おもしろ半分で吸ってました。」
- ●「あります。わかばとエコー。ゴールデンバットはあんまり記憶にないです。元々、味は好きじゃないんで、何て言うか興味本位。」
- ●「ありますよ。わかば。普通には吸っていなくてもらいたばこです。濃かった思い出しかない、葉っぱっぽい。」
- ●「吸ったことあります、全部。物珍しさで、当時マイルドセブンとか、今はメヴィウスになっちゃったけど、そういったものがあったんですけど、僕のおじさん達とかが吸ってたんで、どんな味がするんだろうっていう好奇心で貰ったり、それで安かったんで非常にね。」
- ●「あります。たぶん、ゴールデンバットとわかばはある、エコーもあるかもしれないですね。最初はでもあれですよ、僕らの頃はセブンスターから大体入るんですよ。で、ちょっと背伸びして、両切りのカッコ良さを見せつけようと、で、むせてまた戻る、パターンです。」
物珍しさというか好奇心で吸ってみた人がいました。ちょっと手を出してみたことがある、という感じでしょうか。特にゴールデンバットはフィルターなしの両切りたばこ。カッコよく見せようという気持ちは分かりますよね?
★ゴールデンバットはパッケージが洒落てたよ!
そんなゴールデンバットについて、こういう声がありました。
- ●「ゴールデンバットは昔、ちょっとだけ吸ったことがありますけど、両切りなので、フィルターが昔のは付いてなかったので非常に吸いづらいなという印象だけ持っています。もう35年位前の話です。当時、40円くらいでしたよ、それからしばらくして70円という時代がありました。あれは、やっぱりコウモリの絵もなかなか洒落てましたから箱が。エコーはやっぱりね、その当時でもおじさん!というイメージがしてちょっと、いけなかったですね。もうパッケージですね、エコー持っているとおじさんというイメージがありました。ゴールデンバットはカッコ良かった、パッケージが。こだわっているのかな、コイツみたいな、そんな感じがありました、両切りだし、こうなんか、パンというね、葉巻吸ってるじゃないですけど、そういうちょっとカッコ出しで安くて遊べたというのがゴールデンバットですね。」
たしかに、ゴールデンバットはパッケージがカッコイイ!日本のたばこですが、ちょっと外国製っぽいですね。これは戦時中に名前が変わりました。
英語が使えなくて【金鵄(きんし)】という表記にりました。そして、お値段ですが、40円、合ってます!調べたところ、昭和50年から55年までは40円でした。その後、3年間は50円。昭和58年から70円。
★ゴールデンバット!ソニービルで買ったな~!
また、こういう声もありました。
- ●「ゴールデンバットはあります。パッケージが独特だったんであれに惹かれて若い頃。ただ、売っているところが限られてて、ソニービルで売っていた、昔はね。銀座のソニービルは、あそこですべてのたばこがあったんで、あそこで買ったり、それから、売ってる小売店でもあった覚えがあるんでそこで買った覚えがありますけど、段々、見なくなりましたけどね。私は親父に小学校の頃、たばこを買ってきてくれと、「光」ですか、買いに行った覚えがあるんですけど、新幹線の「ひかり」にとられたんで「光」がなくなったというのは聞きました。太陽のパッケージで、光とか色々ありました。「こはく」とか、今ないですよね、そういうたばこもありました。「こはく」ってなぜか高かったんですよ。でも、まあ、バットはあれですね。どこかで売ってるところで1箱買って、あ、2箱ですね。1箱吸って、1箱持っていましょうかね。」
【光】や【こはく】、懐かしい名前ですか?パッケージの記憶がありますか?【光】は昭和11年に発売され、昭和40年に終了。【こはく】は昭和41年に発売、昭和48年に終了。確かに【こはく】はお高め。セブンスターが100円の時代、130円、エコーは50円でした。
★なくなちゃうんだ、困るな本当に。
最後に、こんなお父さんがいました。
- ●「全然知らなかった。エコーの愛飲者だからね。(今も?)そうだよ。(作らなくなる)本当?これ、一番安くていいんだけどね。もう長いね、2・3年ずっと。安いし、コストパフォーマンスかな。味は割と強いんだけど満足。いや、困る人多いだろうね。やっぱり、安いからね。これ350円。普通500円でしょ、今。それがなくなっちゃうと困るよね。昔はもっと、安かった、税がかかってなかったから違うのを吸っていたんだけど、やっぱり、安い方に流れざるを得ないよね、お小遣い決まってるし。なくなっちゃうんだ、困るな本当に。」
困っていますね~。いま現在、エコーの愛飲者のお父さん。やはり、安さが魅力でエコーを吸っているわけです。イマドキ、350円は安い!これは切実ですよね。ただ、JTは【エコー・シガー(350円)】【わかば・シガー(360円)】というのを発売するそうです。これはリトルシガーというもので、”たばこの葉を原料にして作られた巻紙”でたばこを巻いた商品で、葉巻の一種だそうです。嗜好が合えばいいですね。でも、このご時世ですから、この機会に止めてみる、という手もありますよ!?

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。