7月25日(木)の「スーさん、コレいいよ!」のコーナーには、
日本全国のアイスを食べ歩いたという、文筆家の甲斐みのりさんが登場!
今回は、美味しいのはもちろんのこと、歴史があって懐かしさを感じられたり、
その土地に根付いて故郷を代表する味になっていたり…
地域に密着した“地元アイス”をご紹介いただきました!
いずれも取り寄せ可能となっていますので、
まだまだ続く暑い夏を乗り切るためにも、ぜひ参考にしてみてください!
とろりとした歯ざわりがクセになる!秋田県・小松屋本店『アイスドリアン』
秋田県横手市の老舗菓子店「小松屋本店」のアイスクリーム。
「ドリアン」という名は、果物の王様・ドリアンに由来しています。
ただ、ドリアンの果肉や果汁が使われているわけではなく、
2代目店主が戦争中に出兵した南方で食べたドリアンの食感をイメージ!
生地を攪拌するときに空気を含ませて凍らせるので、とろりとした歯ざわりに。
- めちゃくちゃでなめらかでふわっとしてる!そして、とにかく甘い!
地元のスーパーにも卸していて、夏場は1日に1500本、
多い時では5000本売れることもある、地元の人気アイスとなっています。
小松屋本店の「アイスドリアン」は、10本入りで3,000円ほど。
オンラインショップやFAXでも購入可能です。
土佐の夏はコレで決まりぜよ!高知県・高知アイスクリーム商工業協同組合『いちかけるいちのアイスクリン』
「アイスクリン」とは、明治時代に日本でアイスが作られるようになった頃の
レシピを受け継ぐもの。砂糖、たまご、脱脂粉乳、香料などのシンプルな材料で、
乳脂肪分が3パーセント以下と少なく、あっさりした味。
現在の食品衛生法に基づく省令では、かき氷などと同じ「氷菓」に分類されます。
- さっぱりとした味わい!種類が多いので家族や友人で分け合うと楽しいかも!
高知では、大正時代からアイスの行商(屋台)が登場し、道端でアイスクリンを販売。
戦時中は卵や砂糖が手に入りにくかったが、戦後、再び復活。
いまも高知の夏の風物詩となっています。
「いちかけるいち」という名前は、「目立つ名前を」と、
昭和46年頃から使われるようになったそうです。
高知アイスクリーム商工業協同組合の「いちかけるいちのアイスクリン」は、
18個入りで税込2,450円 となっています。オンラインショップで購入可能です。
めんたいぴりりはアイスもうまか!福岡県・ふくや『アルプスアイスキャンデー』
昭和24年に明太子を日本で初めて製造、販売を開始した「ふくや」。
その「ふくや」となる以前、創業者が一時、「アルプス」という屋号で、
アイスキャンデーを販売していたことがありました。
当時は、甘味料も少ない時代で、練乳などを使った1種類しかありませんでしたが、
創業70周年となった2017年、当時のアイスキャンデーの味をもとに復活!
地元福岡の特産品を使った6種と、明太子ミルク味を発売しました。
- 明太子だぁ!!思った以上に明太子。コレは盛り上がりますね!
ふくやの「アルプスアイスキャンデー」は、12本入りで税込2,500円。
公式オンラインショップで購入可能です。
最後に甲斐みのりさんからのお知らせ!
全国各地で愛される200点のアイスを収録した、
「アイスの旅」は、グラフィック社から好評販売中!
見ているだけでウキウキするような1冊。ぜひ、参考になさってください!

甲斐みのりさん、ありがとうございました!
生活が踊る歌 -TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』音楽コラム傑作選-