11月29日(金)の「生活情報のコーナー」では、
知っているようで知らない、「お遍路」についての基礎知識。
そして、八十八ヶ所を巡り終えると、人は一体どんな境地に至るのか?
体験したスタッフの声を聞きました。
ぜひ、ラジオクラウドをお聴きください。
今回の主役は、TBSラジオ・技術部 の 宮澤日出海さん!
宮澤さんは、TBSラジオに入社後、制作や営業を経て、現在は技術部に所属。
半年ほど前から、金曜日の「生活は踊る」で、TD(テクニカルディレクター)を務めています。
早速ですが、「お遍路」はいつから? なにかきっかけがあった?
- もともと温泉旅行が好きで、入社してからほぼ毎年、
長期休暇を利用して日本各地の温泉地を中心に旅をしていました。
2008年に金毘羅山と四万十川を見に四国に行こうと決めて、
香川県に入り、金毘羅山を登る前に近くにお寺があるということで、
一旦そちらに行ってみようと考えたのがきっかけ。
はじめは興味がなかった、という「お遍路」。どこからハマったの?
- お寺の方から、「巡る順番を気にされなくてもいいですよ」と言われ、
それなら時間のある時にやってみようかな、と思うように。
車でお遍路をしている方がいることにも気づき、
歩いて時間をかけないスタイルもあることがわかったことも大きいです。
宮澤さんにとって、「お遍路」の魅力は? 巡り終わって、どんな境地?
- 札所(お寺)の成り立ちが違うので、表情やつくりが異なること。
およそ1200年の歴史があるので、自然と共生しているお寺が多くあること。
また、札所を巡っている時は、自然と余計なことを考えなくなります。
不便が当たり前なので、いかに今の生活が便利なものか実感することも。
四国八十八ヶ所霊場・第74番「甲山寺」の住職で、
「四国八十八ヶ所霊場会」の会長を務めていらっしゃる、
大林教善さんに電話でお話を伺いました。
- 「お遍路」とは、四国八十八ヶ所を巡る“人”のこと。
四国の「辺地」(=へじ、海岸沿いの道という意)が、「遍路」と呼ばれるように。
「遍路」では、1人で歩いていても常に弘法大師がそばにいるという、
「同行二人(どうぎょうににん)」の信仰がある。
一番から順に巡る人が多いが、順番通りに巡る必要はない。
最近は外国人の巡礼者も増加。ツアーも多数組まれ、以前より巡りやすくなった。
四国八十八ヶ所すべて巡るのはたいへんですが、
第71番札所から第77番札所までの7ヶ寺を一日で巡拝する、
「七ヶ所まいり」という巡り方もあります。所要時間は車で3時間ほど。
今度のお休みにでも廻ってみるとよいかもしれません。
以上、番組からの「生活情報」でした!

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