毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】
今週はタレントで女優の松本明子さんをゲストにお迎えして、
シャルル・ペローの『赤ずきん』をお届けしました。
きっと誰もが知っているであろう、赤ずきんちゃん。
今回お届けしたシャルル・ペロー版は、
赤ずきんがオオカミに食べられたところで物語が終わってしまいますが…、
こちらが『赤ずきん』元々の原作なんだそうです。
今回のお話も載っている、『シャルル・ペローの昔ばなし』という本。
これがとても読みやすくて面白い!
よく知られている童話(眠りの森の王女、長ぐつをはいたネコなど)が集められた本なのですが、
どの作品にも最後に“教訓”と銘打った文章が載っていて、
「この作品にはそういう意味も込められていたのか!」と
改めて物語の真髄の部分に触れられる本でした。
ゲストの松本さんは皆さまもご存知の通り、明るく陽気でハツラツとされている方。
ラジオドラマでも松本さんらしい役へのアプローチが素敵で、
赤ずきんちゃんもとても可愛らしい!
一方の朋子さんは、
赤ずきんの真似をするオオカミ、
おばあさんの真似をするオオカミ。と、難しい役どころも難なくこなしていく多才さ。
懐かしさと共に、どんどん物語へ引き込まれていく素敵なラジオドラマでした!
次回も引き続きゲストに松本明子さんをお迎えして、
グリム兄弟の『赤ずきん』をお届けします。
同じ童話が、違う作家によってどんなふうに変わるのでしょう…?
お楽しみに♪
by 永瀬千裕