本日のエキサイトベースボールは
「巨人-ヤクルト」の第7回戦を
解説: 吉村禎章 さん
実況: ラジオ日本 石黒新平 アナウンサーで
お届けしました。
昨夜は菅野の好投で、2時間16分の
今季セ・リーグ最短ゲームとなりましたが、
今日は、ヤクルトの反撃なるか?巨人が勢いに乗り連勝を飾るのか?
注目の試合の行方は、、、、
巨人が大竹寛、ヤクルトが由規の先発でスタート。
初回、いきなりゲームが動きます。
ヤクルト、山田、雄平の連続タイムリーで先発・由規に2点をプレゼントします。
この先制点のプレゼントに由規が最高のピッチングで応え、
4回までスコアボードに0を並べます。
巨人・大竹寛も初回以降、ランナーを出すものの
粘り強いピッチングでヤクルト打線を押さえ込みます。
しかし5回、ヤクルトが大竹寛から追加点を奪います。
先発・由規と同じく、怪我の苦しみを乗り越えて、
今季初スタメン出場となった大松が2点タイムリー。
これでヤクルトが一気に試合の流れを掴むと、
6回からマウンドに上がった、巨人・2人目の池田に襲い掛かり、
山田、雄平の連続タイムリー、そして交代した3人目・篠原が
バレンティンに死球を与え満塁として、武内に押し出し四球で、
この回、3点を追加。スコアを7対0としてワンサイドゲームの様相を呈します。
先発・由規は7回を108球2安打5三振、3塁を踏ませないという素晴らしい内容!
その後は、ルーキ→ギルメットのリレーでヤクルトが危なげなく逃げ切りました。
怪我から苦しいリハビリを経て、復活した二人が
躍動した今夜のゲーム、
注目ポイントについて、解説:吉村さんにお話を伺いました。
- 吉村禎章が見極めた勝負の分かれ目!
- ヤクルト先発の由規の初回の三者凡退。
今日は打てる気がしない!という内容だった。
あれで由規は手応えを感じたのではないだろうか。
長いリハビリの中で、
自分の良かったときのイメージとのずれ、思い通りに動かない体に
苦しい想いをしてきたと思う。
その想いが今日のピッチングに繋がったのではないかと思う。
これまではストレートがストロングポイントだったが、
それが投球術に変わった。若い由規が大人になったと思わせる内容だった。
一方、勝負のポイントとなったのはやはり5回の表。
ランナー2塁で、バレンティンに対して敬遠気味のフォアボールを選んだ。
その後、ランナー1,2塁とした状況、
ベテランの大竹寛は大きな1点になるということは
良く分かっていたはず。
大松を上手く追い込んだのに、その後キャッチャーのサインに2回首を振って
投げたボールは外のシュートだったと思うが、
甘く真ん中に入って、タイムリーを許した。
ベテランらしからぬプレーだったように思う。
あそこで、今日のゲームの流れは決してしまった。
勝負に「if」は無いが、あの2点を防いで、
ランナーをためて、クリーンアップに回す、
これが巨人が勝つ、今日の唯一のパターンだったように感じた。
由規が巨人戦2083日ぶりの白星。
長いリハビリを乗り越え、本人もファンも嬉しい大きな1勝。
更に怪我、テスト入団を乗り越えた大松の試合を決定付けるタイムリー。
ドラマのような一夜でした。
次回のエキサイトベースボールは、
5月18日(木)夕方5時50分から、東京ドームの巨人-ヤクルトの第8回戦を、
解説: 水野雄仁さん
実況: ラジオ日本 木村季康 アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/