本日のエキサイトベースボールは
「楽天-巨人」の第3回戦を
解説: 高橋雅裕 さん
実況: 佐藤修 アナウンサーで
お届けしました。
2日連続で、なす術なく楽天に大敗を喫した巨人。
なんとか、一矢を報いたいところですが、、、、
今季巨人はここまで木曜日の試合は0勝6敗と白星なし。
さらに楽天は木曜日4戦4勝と12球団唯一負けなしと
厳しいデータが並びます。
楽天は、7試合連続2桁奪三振のプロ野球記録を狙う則本が先発。
巨人はルーキー池田。
厳しい戦前の予想を覆すことができるのか、、、、、、
降雨の影響で、試合開始が遅れ、18時31分にプレイボール!
試合中も、急に雨足が強くなったりと
不安定な天候の中、行われたゲームでしたが、
そんな雨を吹き飛ばすような、素晴らしい記録が生まれるゲームとなりました!
日本記録の達成に注目の集まる楽天・則本ですが、
立ち上がりは、ボールがばらつき、三振を奪うことが出来ません。
対する巨人のルーキー・池田がナイスピッチングを見せ、
強力楽天打線を、抑え込みます。
記録達成ならずか、、、、と思い始めた試合序盤、
2回のラストバッターとなった小林から、今日初の三振を奪うと、
にわかに則本のエンジンがかかり始めます。
3回には3者連続の見逃し三振を奪い、4奪三振。
4回には2個の三振を奪うものの、村田に2ランを許し、
巨人がリードを奪います!
巨人・先発の池田が5回を98球無失点と先発の仕事を果たすと
2人目・田原がマウンドにあがります。
ここを勝負どころと見た、楽天打線が少ないチャンスをものにします!
ウィーラーが安打で出塁すると、
アマダーの6号2ランが飛び出し、同点に追いつきます。
するとマウンドにあがった3人目・森福を一気に攻略。
銀次の安打、島内の犠打で1死二塁とすると、
岡島のタイムリースリーベースで1点を追加!
逆転に成功します。
リードをもらった則本ですが
5回は1つの三振も奪えず、記録達成は厳しいか、、、、というムードが漂いますが、
6回に1個、7回に2個の三振を奪い、ギアが切り替わります。
圧巻は8回、ここまで9個の三振を積み上げて、
迎える先頭バッターは去年の首位打者・坂本勇。
低めのフォークで空振り三振を奪い、野茂英雄を超えプロ野球記録達成!
続く、マギー、阿部からも空振り三振を奪い、記録達成に華を添えます!
則本は8回129球12奪三振でお役御免。
最終回のマウンドを若き守護神・松井裕がきっちり守りきり
1点差のゲームを楽天が取りました。
新たなプロ野球記録が生まれた今夜のゲーム
注目ポイントについて、解説:高橋さんにお話を伺いました。
- 高橋雅裕が見極めた勝負の分かれ目!
- 則本は、先制点を奪われ、厳しい状況だったが
勝ちも記録も取れた。
形としては満足できたのではないだろうか。
一方の巨人、勝敗を分けたプレーは9回だ。
9回ノーアウト2塁1塁、
長野がバントを失敗したのは、ど真ん中のボールだった。
確かに失敗してはいけない。
長野も責められるべきだが、それ以上に責められるべきが
代走のセカンドランナー重信だ。
絶対に飛び出してはいけない場面。
厳しい言い方になるが、彼のことを考えてあえて言うならば、
「一軍のレベルにない」ということだ。
あの飛び出しでゲームが終わってしまった。
絶対にあってはならないプレー。
バッターがボールに「当てるだろう」でスタートを切っている。
「当たってから」のスタートでなくてはいけない。
バントが苦手な長野にサインを出している
ベンチの意図を考えなくてはいけない。
空振りを想定していないから、あんなプレーが起きる。
このプレーが今回の巨人の連敗を
象徴していると言えるのではないだろうか。
則本が大記録を達成したメモリアルデーとなりましたが、
現役時代、数々のチームで守備走塁コーチを務めた高橋さんらしく
巨人が自滅した走塁プレーについて厳しい意見でした。
次回のエキサイトベースボールは、
6月2日(金)夕方5時50分から、横浜スタジアムの 横浜-ソフトバンクの第1回戦を、
解説: マイクを持った盗塁王 緒方耕一 さん
実況: 佐藤文康 アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに!
TBSラジオのプロ野球中継「エキサイトベースボール」
https://www.tbsradio.jp/eb/
ナイターシーズンの火曜日から金曜日17:50~試合終了まで放送
TBSラジオ『エキサイトベースボール プロ野球速報』
https://www.tbs.co.jp/baseball/