流れを掴みきれなかった巨人！

本日のエキサイトベースボールは
東京ドームの「巨人 – 中日」の第16回戦を
解説：「ミスターが命名･くせ者」 元木大介 さん
実況：清水大輔 アナウンサーで
お届けしました。

カードが変わって新たな3連戦のスタート！
前半の苦しい戦いから一転、調子が上向きつつある巨人は
CSシリーズ進出に向けて、是が非でも勝ちたい一戦！
注目の対決の行方は、、、、、、、

巨人･田口、中日･バルデスの両先発でゲームはスタート。

いまや押しも押されぬ菅野と並ぶチームの2枚看板の
左腕･田口。
初回、2死から大島の内野安打と盗塁で二塁とピンチを迎えますが、
ゲレーロをファーストへのファウルフライに仕留めて
ピンチを脱出します。

するとその裏、先頭打者･陽がいきなりの先制パンチ！
自身初の2試合連続となる先頭打者ホームランをレフトスタンドへ放り込み
巨人が1点をリードします。

しかし、2回。
中日がすぐさま反撃。
ビシエドがレフトへ18号ソロを叩き込み、同点に追いつきます。
すると、今度は巨人！その裏、長野がライトスタンドへ10号ソロ！
すぐさま巨人がリードを奪います。
さらに巨人は4回裏、
1死から村田の二塁打、長野の四球、中井の内野安打で満塁とすると、
小林がきっちりとライトへ犠牲フライを放ち1点を追加。
スコアを3対1とします。

しかし、今夜の中日はしぶとく諦めません！
5回に荒木のタイムリーで1点を返すと、
6回、1死から福田の四球、松井佑のツーベースで二･三塁とすると、
代打･藤井がライトへ逆転の2点タイムリー！
中日が試合をひっくり返します。

スコアは4対3でこのゲーム初めてリードを奪われた巨人は7回、
今夜が中日での初登板となった3人目･谷元から
マギーが12号ソロをレフトスタンドへ運び、ゲームを振り出しに戻します。

シーソーゲームと呼ぶに相応しい、
どちらに転がるか分からない、ゲームはこの後も二転三転していきます。

8回表、この回からマウンドに上がったマシソンから
福田が2試合連続となる7号ソロを放ち、中日が勝ち越しに成功！

これで終わりか、、、、と思われましたが、
諦めない巨人！
9回裏、この回から中日は5人目･田島をマウンドに送り
逃げ切りを図ります！
しかし、、、、、、1死から代打･橋本到がライトスタンドへ1号ソロを叩き込み
巨人がまたもやゲームを振り出しに戻します！
その後2死からマギー、坂本の連続四球で出塁すると、
ここで6人目･鉄腕･岩瀬が登板。
阿部のヒットで満塁となり絶体絶命のピンチかと思われましたが、
続く村田をライトフライに打ち取り、ピンチを切り抜けます。

延長に突入したゲーム！
中盤に追いついた中日に勢いがありました。
10回表、この回から登板した巨人の5人目･カミネロに対して、
先頭･ゲレーロ、ビシエドの連続安打で、無死一･三塁とすると、、、、
福田の併殺打間にランナーが生還！
中日が勝ち越しに成功します！

10回裏、奇跡を信じる巨人ですが、、、、
この回から7人目･祖父江が登板。
2死から亀井が安打で出塁しましたが、代走･重信が盗塁失敗し、ゲームセット！

両チーム合わせて12人のピッチャーが登板する
総力戦を中日が制しました！

ゲームの主導権が目まぐるしく入れ替わった今夜のゲーム、
勝負の分かれ目について、解説：元木さんにお話を伺いました。

元木大介が見極めた勝負の分かれ目！

中日･岩瀬は9回2アウト一、二塁という
大変な場面でバトンタッチされ、よく抑えた。
巨人はサヨナラのチャンスを決めきれなかったのが大きい。
スコアボードの点の取り方を見ると、
どちらに転んでもおかしくなく、
唯一複数の点が入った6回の中日の攻撃が最後まで響いた。
巨人は相手に流れを渡さないというより、
自分たちが流れを掴みきれなかった。
反省するところはたくさんあるけど、
特に巨人の抑え、カミネロはヒットこそ仕方がないが
その後のクイックや牽制がないのは疑問だったし、
結果盗塁されて決勝点に結びついてしまった。
一方で、巨人の上位打線はつながりを持ち始めており、
明日以降も楽しみだ。

カミネロの不安定さという課題を
またもや露呈してしまった今夜のゲーム、
しかし打線は上向きの巨人、今後の展開が楽しみです。

次回のエキサイトベースボールは
8月8日(火)夕方5時50分から、東京ドームの 巨人－阪神の第14回戦を、
解説： 須藤豊 さん
実況： ラジオ日本 矢田雄二郎アナウンサーで
試合終了までお送りします。お楽しみに！