■衝撃発言! FF11やってなかったらSURFACEは解散しなかった!?
「今夜のゲストは先週から引き続き、ミュージシャン、そして筋金入りのゲーマーである椎名慶治さんです!」。「マイゲーム・マイライフ」の冒頭で宇多丸さんがそう紹介したところ、「もうミュージシャンって名乗るほうが逆に恥ずかしくなってきました(笑)。ゲーマーでいい気がする」と椎名さん。今回は、椎名さんが生涯最もハマったゲームであるFF11の話がメインでした。
なんと椎名さん、FF11の中で出会った人たちとオフ会をしたのだそう。それも、プロとしてデビューした後にです。
椎名「FF11の中で、もう5年くらいですかね、(名前も顔も知らないプレイヤーたちと)長い付き合いだったんですよ」
宇多丸「ははは! 5年間そのFF11の世界の中だけでキャラクターとしてやり取りしていたんですね」
椎名「僕はシイナスターって名前でプレイしていたんですけど、『最近、シイナ来なかったじゃん!』『ごめんごめん、仕事が忙しくて』とかチャットして。で、だんだん画面の向こう側でどんな奴がやっているのかって興味が湧いてくるんですよ。それで、オフ会というのをすることになったんです。でも……プロですよ一応俺、ミュージシャンとして」
宇多丸「そうですよね、まさかSURFACE(当時)の椎名さんだとはね」
椎名「みんなびっくりですよね。知らなかったわけだから。オフ会に行ってみたら、おっさんからきれいな女性まで色々いて。みんなどのキャラクターを使っているかわからないから、『お前ウルフだろ!?』『待って、まだ言わないで当ててみる!』とか盛り上がっていたんですけど、俺だけは満場一致で『シイナさんだ……』って」
宇多丸「そうですよね。気づきますよね」
椎名「みんな、口あんぐりで。なんて奴とゲームしてたんだ、みたくなってて」
宇多丸「そもそもオフ会来るんだっていう……(笑)」
椎名「そう、来るんだ、って(笑)」
こんなことが実際にあるから、オンラインゲームには夢があります。いつもやっているオンラインゲームの向こう側には、とんでもない大物がいるかもしれないのです。
さらにはこんな衝撃発言まで飛び出しました。
椎名「俺、FF11やってなかったら、たぶんSURFACE解散してないと思います!」
宇多丸「えええー!」
椎名「解散って結局、一人の気持ちじゃないわけで、お互いの気持ちがぶつかって起こることだと思うんですけど、そのときに引き留める力が僕にはもうなかったですね」
宇多丸「引き留めるためのパワーが、FF11の磁力のほうが強くて?」
椎名「そうですね。もっと強く、『いや、続けていこうよ!』って言えばよかったんですけど、一回離れよう、ってなっちゃったんですよね俺も。(ここで一回休めたら、FF11できるなぁ……)って、思っちゃうわけですよ!(笑)」
なんということでしょう……。これまで番組では何度か、ゲームにハマりすぎて人生が変わった人の話が出てきました。今のところ、「マイゲーム・マイライフ」が誇る三大廃人エピソードはこちらです。
「新しいモンハンが出るたびに彼女と別れる人(宇多丸さん知人)」
「ゲームの世界を救うために仕事を辞めた人(増子直純さん)」
「FF11をやりたかったからグループを解散させた人(椎名慶治さん)」
果たして今後、これ以上の猛者は現れるのでしょうか。乞うご期待です。
■今回のピックアップ・フレーズ
椎名「(FF11で知り合った)当時の仲間たちと今もTwitterで繋がっているんですが、FF14がまたオンラインなんですよ。そっちにシフトチェンジしてみんなやってるみたいなんですけど、それもすごい惹かれてて……でも、やったら俺、絶対ダメになるから! ずっと我慢してるのに、GLAYのTERUくんがFF14を始めたんですよ。そんな仲良くしている先輩のTERUくんが、やろうよって誘ってくるんですよ! それで、『(FF14)どうですか?』って聞いたら、『椎名くん、人生変わるよ』っつったんですよ!」
宇多丸「ははははは!」
椎名「人生変わるって、いやいや俺のほうが先輩だから、そこに関しては! 人生変わるのよく知ってるから! オフ会行ってっから!」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)
【PS VR体験写真】
PS VRが初体験の椎名さんに「Until Dawn®: Rush of Blood」
ホラーが苦手という椎名さんでしたが、ゲーマーとしての腕を発揮。
ビビりながらも、確実に敵を仕留めていくのはさすが。
こちらの模様はラジオクラウドでお楽しみください!