1月4日(金)の「生活情報のコーナー」では、
堀井美香アナウンサーが、“今年、注目の美術展”を特集しました。
お正月休みも明け、会社や学校など、
平常運転が始まった方も多いかと思います。
しんどい日々の生活を乗り切るためには、週末のリフレッシュが大切!
ということで、今年も、金曜日の生活情報では、
休日に楽しむためのおでかけ情報も充実させていきます。
早速、2019年最初の生活情報は、
堀井アナ自ら、「国立西洋美術館」の主任研究員、
渡辺晋輔さんに取材をかけ、イチオシの展示を厳選して、ご紹介!
その詳細は、ぜひラジオクラウドから、どうぞ♪
『ルーベンス展 —バロックの誕生』
“バロック”と呼ばれる、壮大で華やかな美術様式が栄えた、
17世紀のヨーロッパを代表する画家、ペーテル・パウル・ルーベンス。
上野の「国立西洋美術館」で開催中の『ルーベンス展』では、
ルーベンスに深い影響を与えた地・イタリアとの関わりに焦点を当て、作品を紹介。
古代彫刻や16世紀のイタリアの芸術家の作品、
そして、イタリア・バロックの芸術家たちの作品も多数展示されていて、
近年では、“最大規模のルーベンス展”とも云われ、必見の美術展となっています。
『ルーベンス展 —バロックの誕生』は、今月20日 日曜日まで、
上野の「国立西洋美術館」で開催されています。入場料は、大人1,600円。
まだ間に合いますので、気になった方は、ぜひ行ってみてください。
そして、「国立西洋美術館」では、こんな展示もオススメです!
『松方コレクション展 』
「国立西洋美術館」の開館60周年を記念した、『松方コレクション展』。
そもそも、「松方コレクション」とは…
神戸の「川崎造船所」(現在の「川崎重工業」)の初代社長などを務めた、
松方幸次郎が、1910~20年代にヨーロッパ各地で収集した美術品のコレクション。
その数は、浮世絵およそ8000点のほか、西洋絵画、素描、
版画、彫刻、装飾芸術品など、3000点近く!
第二次世界大戦の前後に焼失した作品も多いそうですが、
コレクションの一部は戦後、日本へ「松方コレクション」として返還されました。
これを保管展示するための美術館として、
1959年に誕生したのが、「国立西洋美術館」ということなんですね。
この展示のみどころは、モネの「睡蓮、柳の反映」という作品。
こちら、松方がモネを訪ねて直接口説き、購入した…という、貴重な作品。
「松方コレクション」に含まれていたものの、行方知らず。
ところが、2016年にルーヴル美術館で発見され、日本に返還・寄贈。
今回の展示で、初めて公開されるそうなんです。
『松方コレクション展』は、6月11日から9月23日まで、
上野の「国立西洋美術館」で開催される予定となっています。
西洋画でいうと、こちらの展示も見逃せません!
『クリムト展 ウィーンと日本 1900』
19世紀末、オーストリアの首都・ウィーンを代表する画家、グスタフ・クリムト。
いまなお圧倒的な人気を誇るクリムトですが、
没後100年を記念する、今回の『クリムト展』では、
初期の作品をはじめ、彼の代表作が集結。
日本では、過去最多となる、およそ20点の油彩画が展示。
「国立西洋美術館」の主任研究員・渡辺さんのもとには、
「主催の朝日新聞が何年もかけて企画した」との情報が入っているそうです。
そのほか、クリムトと同じ時代に、
ウィーンで活動した画家たちの作品や、
クリムトが影響を受けた日本の美術品なども見られ、
“ウィーン世紀末美術”の真髄を楽しめるそうです。
『クリムト展 ウィーンと日本 1900』は、4月23日から7月10日まで、
上野の「東京都美術館」で開催されています。
入場料は、大人1,600円ですが、今月17日に発売予定の前売り券は、
大人1,400円とお得に買うことができるので、
気になった方は、ぜひ、公式のホームページを チェックしてみてください。

「2019年の抱負」を掲げるスーミカ
以上、番組からの生活情報でした。引き続き、何卒!