2019年8月7日のゲスト、医療ジャーナリストで医師の森田豊さん
医学的見地に基づいた夏の病気予防に関するクイズ
本格的な夏を迎えましたが、夏の時期だからこそ注意が必要なことがあります。そんな夏ならではの病気にかからないように予防することが必要となってきます。
今回は、医学的見地に基づいた「夏の病気予防に関するクイズ」を出題。
Q、夏風邪をひいてしまった時に、のどの痛みを抑えるのに効果的なのは、大福?マシュマロ?
正解は・・・「マシュマロ」
マシュマロは口の中に入ると溶けてゼラチン状の液体になりのどを保護してくれる働きがある。炎症を起こしているのどの痛みを和らげるにも効果的と考えられている。
Q、熱中症対策で、正しい汗の拭き方は、しっかりふき取る?少し湿り気がある程度に拭く?
正解は・・・「少し湿り気がある程度に拭く」
熱中症にならないために体に備わった仕組みがあります。それは、皮膚から汗をだし、汗が蒸発するときに気化熱という熱を奪わせて、身体を冷やすという仕組みです。ですから、しっかりふき取らず、少し湿り気がある程度に拭いて、うちわなどで仰いで皮膚から汗を蒸発させるというのが体を冷やすのには一番です。もちろん、激しい運動をしているときなどは、ジャージャーと、つぎつぎ汗が出てきますので、しっかりふき取っても大丈夫です。
Q、夏場に水分補給の際、医学的にお勧めしたい水の温度は?
正解は・・・「8度~13度ぐらいのやや冷たい水」
飲み水の温度は、8~13度ぐらいが、飲みやすく、腸からの消化吸収もよいと考えられています。8~13度ぐらいの温度というのは、冷蔵庫から出して20分ぐらい常温おいてからの温度です。冷やしすぎたものや、常温に近いものは、あまり多く飲めないで、多めに水分をとりやすくしなければならないこの季節は、やや冷えたぐらいのお水をお勧めします。
Q、夏バテ気味で、食欲が出ない時に、ウナギで元気を出そうと考える方も多いかと思いますがホント?
正解は・・・ウナギと梅干は一緒に食べたほうがいい
梅干しの中に含まれるクエン酸は胃酸の分泌を促し、ウナギの脂分の消化を助けてくれるので、一緒に食べたほうがいいです。ウナギとの食べ合わせがよくないのは桃とされています。桃に含まれる有機酸という成分が、ウナギの脂肪の吸収を妨げる可能性があります。
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