汗を止めたい時、どーすればいいの?
関東では、29日(金)に「梅雨明けしたと見られる」と発表されました。関東で6月に梅雨明けが発表されたのは初めて、もちろん観測史上最速。梅雨明けして一気に気温も上がってきて、汗もダラダラ。そんな汗をせめて一時的にでも止めたい、というときありますよね。人混みな中、電車、エレベーター、デート前・・・などに 額の汗や脇の汗を止めたい!ただ・・・
汗を止める制汗剤も汗拭きシートもない!そんな時、何か方法はないのか?そこで今回は、汗を一時的に止める方法を探しました。ネットで調べるといろいろあったが、今回はそんな中から3つの方法を杉山真也アナウンサーとスタッフが試してみました。
ツボを押す!
ネットではツボのなかでも、手にあるツボが紹介されていました。
『後谿(ごけい/こうけい)』手を握り、グーの形を作った時に飛び出る小指の付け根あたりの部分。
『陰郄(いんげき)』手のひらを上側にし、小指側の手首の付け根からひじの方向におよそ1.5cmのところ。
『合谷(ごうこく)』人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指よりにあるくぼみにあります。ここを押すと、汗が止まるらしい。
●スタッフによると、「それぞれのツボについて止まった感じがする」、という感想もあった一方、効果を感じられなかった、という人も。
●杉山アナウンサーの感想は「全然止まらない」
リンパ節を冷やす!
冷たいもので「首の後ろ」「脇」「太ももの付け根」などリンパが集まる箇所を冷やす、という方法。ペットボトルや水で冷やしたタオルなどを使って冷やします。
●スタッフによると、「首を冷やすとすっとした」、という感想や「脇を冷やしたときに、首元がスッとして、汗がひいてきた。」と、なかなか好感触。
●杉山アナウンサーの感想も「好感触」。首とか脇とか冷やすといい。
半側発汗というからだの反射作用を使った」方法
半側発汗とは「半分の側」と書く。上半身に圧を加えると下半身が汗をかく。どうやるか、というと、1mくらいのゴムひもなどを準備します。 そして、それを両わきの下に通し、体を少しきつめに1周させて圧迫するという方法。するとワキや顔など上半身の汗が少なくなるそう。
●スタッフによると、着物の帯締めを使って圧迫してから外出すると効果あり! とくに女性のメイク崩れ防止に良さそうとの感想が。
お医者さんに聞いてみた!
今回は、汗のスペシャリストに伺うことにしました!お伺いするのは、汗を扱って34年!汗に悩む患者さんを診てきた五味クリニック院長 五味常明(ごみ・つねあき)先生に、今紹介した汗を一時的に止める方法の効果を医学的に電話で解説して頂きました!さらに五味先生が一番早く汗を止める方法をこの中から選んで頂きました。
- 五味クリニック院長 五味常明さん
- 「▼医学的に言えば、汗を抑えるツボはない。皮東洋医学的にはたくさんツボはある。ツボのところに当たれば、その場所は汗が減る。医学的には正しくはない。
▼リンパ節はリンパ節というよりも実は、動脈。脳の中に体温を調節する中枢がある。脳の温度が低くなっていれば、汗をかく必要がないので汗を止める。動脈を冷やすことによって脳温が下がる、すると汗が止まる。だから表現の仕方。リンパ節を冷やすのではなくて、正しくは動脈。動脈のまわりに一杯リンパ節があるので、間違いではない。
▼一番有名なのは、舞妓さんの高帯、胸を帯で締めている。それを半側発汗という。胸全体を圧迫すると体を半側=つまり上半身と下半身に分けると顔まで含めた上半身の汗が減る。その代わり下半身が増える。これも非常に効果あります。
▼早い順で言うと動脈をひやすことですね!」
注意点
注意点としては、一時的に汗を止めることは大丈夫ですが、ずっと止めておくと、体に異変が起こる可能性もあるそうなので、無理に長時間止めないで下さい!
みなさんも、いざという時に使ってみてください!
放送日 2018/07/03