1月23日(木)の「スーさん、コレいいよ!」のコーナーには、
料理研究家・キッチンまわり評論家のさわけんさんが登場!
まもなく2月に入って、ぼちぼち新生活に備えるシーズン。
新しい住まい、キッチンに欠かせない調理器具といえば…そう、〝フライパン〟ですよね。
また、「最近、焦げ付きがひどくなってきて」なーんて、
買い替えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなみなさんに向けて、〝フライパンのいろは、その違い〟について。
そして、〝用途別にイチオシのアイテム〟を教えていただきました。
詳しくは、ラジオクラウドからどうぞ!
「フライパン」の基本。その違いとは?
ひとえに「フライパン」といっても、いろいろ種類があって…
それぞれの違いをきちんと理解されている方、案外少ないのでは?
まずは基本から詳しくなりましょう。
さわけんさんによれば…
家庭で使うフライパンは大まかに分けて、形で3種類、重さで2種類。
組み合わせ次第で、そのフライパンの得意料理が決まります。
まず、形でいうと、伝統的な「ザ・フライパンタイプ」、
「中華鍋風のウォックパン」、トレンドの「深型マルチタイプ」が主流。
- フラットタイプ
昔からある形のフライパン。底の面積が広いので、
ホットケーキやお好み焼きなど、広く色をつけたいときにオススメ。 - 深型マルチタイプ
底はフラットだが縁が高いタイプ。
底面積がちょっと大きめなので煮物に向いています。
縁がちょっと高いだけなので、フラットタイプのような使い方もできる。
食材を炒めていてもこぼれにくいのがいいです。 - ウォックパンタイプ
「ウォックパン」とは、つまり「中華鍋」のこと。
底面積が小さく、中身が中央に集まってくるので、混ぜやすく手早く炒められます。
水分も中央に集まってくるので、少量の液体でも蒸発しすぎない。炒め物と汁物に向いています。
続いて、重さの違いについて。重さとは、フライパンの厚さの違い。
これは料理を作る上で重要なポイントです。
- 軽量タイプ
軽い=金属が薄い=火にかけたらすぐに熱くなる=熱ムラが出やすい。
…というわけで、餃子や鶏もも肉をじっくり焼いて、満遍なく色をつけるような料理には不向き。
一方で、中身を常に動かして火を通していく炒め物なら問題ありません。
鍋を振ったりする場合は当然、軽量の方がいいです。
液体がある煮物も熱のムラは関係ないので、軽量タイプでOK。 - 厚底タイプ
重たいので女性には敬遠されがちですが、
重い=金属が厚い=温まりづらく冷めづらい=熱ムラが出来づらい。
得意技は、餃子や鶏肉の皮を満遍なくパリッと焼く、
ホットケーキなど、じっくり焼いて色づける料理にもいいです。
また、厚底タイプは高価な場合が多く、コーティングもしっかりしていて長持ち。
重いのでチャーハンを振るにはしんどいですが、
カレーやシチューなど、濃度のある煮込み系は厚底タイプの方が焦げづらくて向いています。
では、フライパンの種類を押さえたところで。
さわけんさんイチオシのフライパンをタイプ別に紹介していただきます。
まずはコレを買っておけば間違いなし!さわけんセレクション
ティファール『ルビーエクセレンス』
厚底・フラットタイプ。
ティファール最高峰6層の「チタン・エクセレンス」コーティングでこびりつきにくさ長持ち。
重いですが、コーティングが強く、鶏肉などが綺麗に焼けます。
価格は番組調べで、税込3,300円ほど。

セブンプレミアム『少ない油でムラなく焼けるフライパン』
軽量・深型マルチタイプ。
内面ストーンマーブルコート+ダイヤモンドコートで、
こびりつきにくく少ない油でムラなく焼けます。
価格は税込2,200円。イトーヨーカドーなど店舗のほか、公式通販「オムニ7」でも購入可能です。
アイリスオーヤマ『グリーンシェフ ロックスウォックパン』
軽量・ウォックパンタイプ。
コーティング前のフライパンに凹凸を付けるロックス加工。
そして、耐久性に優れたサーモロンコーティング。
調理時などのキズに強く、コーティングがはがれにくいです。
油が滞留するので焼きムラが少なく、外はカリッと中はジューシーに!
価格は税込2,200円。アイリスオーヤマの店舗のほか、公式通販サイトでも購入可能。
美味しい料理を楽しく作るために。
まずは、あなたに合った〝フライパン〟を見つけませんか?
さわけんさん、ありがとうございました!
